今週の注目レース

今年は小倉で注目のハンデキャップ重賞!「第59回 中京記念」
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データ分析

今年は小倉で注目のハンデキャップ重賞!「第59回 中京記念」

2002年優勝のツルマルボーイは、その2年後に安田記念でGI 制覇、昨年優勝のシャドウゲイトは、その3年前にシンガポールで国際G1 を制しているなど、ローカル競馬場のハンデキャップレースながら、毎年のように注目度の高いレースが繰り広げられている中京記念。今年は中京競馬場が改修工事中のため、小倉競馬場で開催される。小倉の芝2000mで行われるハンデキャップレースを中心に、気になるデータをピックアップする。

勝率で上回る56キロ以上の馬

2001年から2010年12月までに小倉芝2000mで行われたハンデキャップレース25レースにおいて、負担重量別の成績を調べた結果が〔表1〕だ。勝率で10%を超えたのは「56〜57.5キロ」「58キロ以上」の2グループだけとなった。3着内率では「51.5キロ以下」組以外は、いずれも20%を超えているものの、勝率ではハンデ56キロ以上の馬の上位は揺るがない。51.5キロ以下の軽ハンデ馬は、のべ28頭が出走して連対ゼロ、3着が1回あるだけの苦戦が続いている。
〔表1〕 負担重量別成績(2001年〜2010年12月まで)

負担重量 成績 勝率  連対率 3着内率
51.5キロ以下 0-0-1-27 0% 0% 3.6%
52〜53.5キロ 7-6-10-68 7.7% 14.3% 25.3%
54〜55.5キロ 7-12-8-92 5.9% 16.0% 22.7%
56〜57.5キロ 10-7-5-55 13.0% 22.1% 28.6%
58キロ以上 1-0-1-5 14.3% 14.3% 28.6%

小倉・芝2000mで行われたハンデキャップレース計25レースが対象

先行力・機動力のある馬に注目!

〔表1〕と同じ条件の25レースにおいて、4コーナーの位置別の成績を見ると、「1〜4番手」の先団で4コーナーを回ってきた馬が連対率・3着内率で、「5〜9番手」組、「10番手以下」組に、それぞれ10%以上の差をつける好成績をマークしていた。小回りコースということもあり、先行力や機動力のある馬には、大いに注目してみたい。ただし、「10番手以下」からの追い込み馬が台頭するレースでは、5番手以下の差し馬勢が合わせて台頭するケースが見られることも、覚えておいて損はないだろう。〔表2〕
〔表2〕 4コーナーの位置別成績(2001年〜2010年12月まで)

4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜4番手 13-17-13-74 11.1% 25.6% 36.8%
5〜9番手 9-6-9-94 7.6% 12.7% 20.3%
10番手以下 3-2-3-78 3.5% 5.8% 9.3%

小倉・芝2000mで行われたハンデキャップレース計25レースが対象

見逃せない高齢馬の活躍!

中京で行われた過去10年の結果から年齢別の成績を調べると、勝率は「4歳馬」が唯一10%を超える数値をマークしているが、連対率・3着内率では「8歳馬」がトップの数値をマークした。特に近年では昨年優勝のシャドウゲイト(8歳、単勝4番人気)、同3着ホッコーパドゥシャ(8歳、同15番人気)、2009年優勝サクラオリオン(7歳、同15番人気)、2008年3着ワイルドファイアー(9歳、同12番人気)と、人気薄の7歳以上馬の好走が目立つ。舞台の替わる小倉で今年も高齢馬が活躍するのか、注目したい。〔表3〕

(河野道夫)
〔表3〕 年齢別成績(過去10年)

年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 4-2-2-27 11.4% 17.1% 22.9%
5歳 1-3-3-28 2.9% 11.4% 20.0%
6歳 2-3-1-38 4.5% 11.4% 13.6%
7歳 2-1-1-25 6.9% 10.3% 13.8%
8歳 1-1-2-7 9.1% 18.2% 36.4%
9歳以上 0-0-1-5 0% 0% 16.7%

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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