松川村の北アルプスパノラマロード沿いにある「道の駅安曇野松川」では19日、売り上げの一部を東日本大震災と県北部地震の義援金に充てるパンジーの苗の即売会があった。2万鉢のパンジーで「心ひとつにみんなでガンバロウ」の文字を作り、被災地へ向けて励ましのメッセージを送った。
当初は、花で動物などを描く「花のじゅうたん祭り」を予定していたが、地震を受けて急きょイベント内容を変更。熱気球の飛行体験などを自粛し、チャリティーに徹することにした。村民有志による実行委の榛葉良子事務局長は「開催するか悩んだが、落ち込むよりもみんなで元気づけようと決めた」と話す。
会場には、村産の色とりどりのパンジー約3万鉢が並び、募金箱も設置された。安曇野市の主婦、中田京子さん(60)は「義援金になると聞いて来ました。継続して協力していきたい」と話していた。パンジーの即売会は20日まで、1鉢50円。【大平明日香】
毎日新聞 2011年3月20日 地方版