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「遺体収容能力、1万5千人分必要」宮城県警本部長

2011年3月20日12時43分

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 宮城県警の竹内直人本部長は20日、県災害対策本部会議で「遺体の収容必要能力は1万5千人分必要」と述べ、県内の死者が1万5千人を上回るとの見方を示した。そのため、県に対してより大きい収容能力を持つ施設の提供を求めた。

 県警によると、収容されている遺体は19日午後9時現在4882体と、前日に比べて593体増えた。今後も、発見・検視される遺体の数が、身元が判明し遺族に引き渡される数を上回る見込みだという。

 また、発見される遺体は当面は1日400体程度で推移するものの、水面に浮上する地震発生2週間〜1カ月後には、1日1千体程度まで増えると指摘。各自治体には、現在の死者・不明者数をもとに、土葬や火葬の計画を立てないよう求めた。

 県警のまとめでは、負傷者908人、行方不明者多数。負傷者の内訳は重傷180人、軽傷728人となっている。

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