津波と火災に見舞われた宮城県気仙沼市は、魚市場の復興に向けて動き始めています。

 気仙沼漁港は津波で大きな被害を受けましたが、船の接岸が可能な岸壁もあり、20日も軽油を乗せた漁船が入港していました。市内の水産関係者が出席した復興へ向けた初めての会議では、漁船の関係者から「被害を免れた船はたくさんある。魚は我々が何とかするので、魚市場の復旧をお願いしたい」と漁協や市に市場機能の早い復旧を求める声が上がりました。漁協の組合長は「冷蔵庫も何もないけれど、手作業でやる。とにかく、全国の船に水揚げに来てほしい」と訴えていました。

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