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ストック品の在庫知り買い物を、整理収納アドバイザー吉川圭子さんが寄稿/神奈川

2011年3月20日

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吉川圭子さん

吉川圭子さん

 東日本大震災の発生で、被災地だけでなく、県内でも食品や日用品が品薄になる状況が起きている。「買いだめ」の影響もあるとみられ、品薄感がさらに「買いだめ」を引き起こしているとも考えられる。ストック品の持ち方について、「団塊びと」(2011年3月20日付6面掲載)の執筆陣の1人で整理収納アドバイザーの吉川圭子さん(川崎市中原区)に寄稿してもらった。

 東日本大震災では、被災地以外の地域でも食料品や日用品などがなかなか手に入らない、という事態が起こりました。モノを減らしシンプルな暮らしにすることと、非常時のことを考えてある程度のモノを持っていることと、どちらがいいのか考えさせられた人も多いのではないでしょうか。

 今回の「買いだめ行動」の原因の一つが、不安感といわれています。ストック品についてですが、「家には在庫がこのくらいあり、これくらいまでは持つ」と認識して買うのと、在庫の数もよく分からず、とりあえず買うのとでは大きな差があります。

 前者の場合、不安な中でも「○日間は大丈夫」という安心が生まれます。必要な量を知ることは、安心感を少しでも得るのに役立ちます。後者の場合、「どれだけ買えば安心」という目安を把握していないので、買っても買っても不安感が減らなくなってしまいます。安心を得るためにどのくらい買えばいいか分からないため、たくさん買ってしまう恐れがあります。

 私事ですが、今回の地震でわが家で落ちたモノは、お風呂の掃除用スポンジ1個で済みました。もちろん、震度や地盤の固さ、住んでいる家の構造などによって家の中の状況は異なりますが、持っているモノの数自体が少なければ、落ちる数も少なくなります。モノが多ければ多いほど、地震の際に落下・破損する数も増えるでしょう。それが原因でけがをしたり、屋外に逃げ出す時の邪魔になってしまう、ということも十分考えられます。

 モノを持つという「安心」、モノを持たないという「安全」。どちらも非常時に備えて必要なことだと思います。皆さんは今回の災害を通して、モノの持ち方をどう考えましたか。



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