震災でつながりにくい自治体サイトのミラーサイト開設

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、東北地方太平洋沖地震に関する情報を求めてアクセスが集中する自治体サイトのミラーサイトを開設した。トラフィックの負荷を緩和し、円滑な情報取得と共有が行えるようにすることが目的だ。

震災の影響により、多くの自治体がアクセス増加に伴ったシステム増強を行えずにいると判断し、独自にミラーサイトを構築した。青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県の市町村サイトについて、ミラーサイトとオリジナルサイトのURLを一覧で表示している。ユーザーはこれらミラーサイトを利用することで、トラフィック渋滞を回避し、情報をスムーズに参照することができる。

ミラーサイト構築には、同社のクラウドサービス「IIJ GIOホスティングパッケージサービス」を利用している。同クラウドサービスは、復旧支援の取り組みとして、公共情報を発信する組織向けに4月15日まで無償提供を行っている。同社を含め、多くのIT大手が、クラウドサービスを利用した被災者支援を表明している(関連記事)。

(鈴木 英子=ニューズフロント

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