広島

　任期満了に伴う広島市長選（４月１０日投開票）で、ローカル・マニフェスト推進ネットワーク中国と広島青年会議所は１８日、西区民文化センター（西区横川新町）で、立候補を表明した８人による公開討論会を開いた。都市づくりや財政再建、経済活性化などについて意見を交わした。

　８人は▽市民団体代表、呉羽山人氏（６０）▽元市議、大原邦夫氏（６１）▽市議、桑田恭子氏（４９）▽建築コンサルタント、田中正之氏（５１）▽前厚生労働省中央労働委員会事務局長、松井一実氏（５８）▽前副市長、豊田麻子氏（４５）▽建設コンサルタント会社員、前島修氏（３７）▽共産党県常任委員、大西理氏（４５）。

　討論会は広島の短期、中期、長期的視点から見た重要施策のほか、東日本大震災を受けて自然災害への対応も議題になった。「地域コミュニティーの再構築」「都市同士での支援態勢の連携」などの意見が出た。ヒロシマ五輪招致検討については「平和の発信に五輪は必要ない」「２０年までの核廃絶とスポーツ振興は別問題」など否定的意見が多かった。【寺岡俊】