「おいしさと健康」を世界に広げたい―。その第一歩として、グリコは1970年タイに現地法人「タイグリコ」を設立。ポッキー、プリッツの現地生産を開始し、現在ではタイ国有数の菓子メーカーに成長しました。タイ国内での販売に加え、シンガポール、インドネシア、マレーシア、香港、台湾などの周辺市場へも輸出。東南アジアの拠点として、さらにおいしさを広げています。
ヨーロッパの人々にも、ポッキーを食べていただきたいとの願いから、1982年、「ジェネラルビスケット グリコ フランス」を合弁で設立。細い竹の棒を使って遊ぶミカドゲームにヒントを得て、ポッキーを「MIKADO」(ミカド)と名付け、ボルドー市に近いセスタス工場にプラントを設置して生産を開始。ベルギー、フランス、オランダ、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストリア、スイスなどで次々と発売し、現在では、ヨーロッパのほとんどの国で販売され、多くの人々に親しまれています。
中国は巨大な成長力を秘めており、引き続き有望な市場です。グリコは1995年に上海で中国菓子市場への進出を果たし、事業を営んでいます。現地法人「上海江崎格力高食品有限公司」では現地向けに開発した菓子や、ポッキー、プリッツなどヒット商品を生み出しており、中国の皆様に親しみを持って受け入れられています。今後も中国での一層の事業拡大を図っていきます。
北米にはポッキーやプリッツをはじめ、多くの商品を日本から輸出しています。現地では米国江崎グリコとグリコカナダが販売活動をおこなっており、日系スーパーやアジア系スーパーに加えて、最近では北米のナショナルチェーン系スーパーでも販売されるようになりました。ポッキーのおいしさ、ユニークさ、食べやすさは北米でも高く評価されています。