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コマンド入力の仕方
多くのソフトでは、発言欄コマンドを打ち込めばいいようになっています。ただし、TakIRCのようにコマンド専用のバッファがあるもの、irchatのようにctrlを押しながらcのキーを押してから入力するものなどもあります。
コマンドの先頭には、必ず半角の/(スラッシュ)が必要です。たとえばjoinコマンドなら、/join #aaaなどというように入力すればいいわけです。逆に先頭が/の発言は、コマンドと勘違いされる場合が多いので気をつけましょう。この場合は/の前にスペースを入れておくとよいでしょう。
また、IRCコマンドのほとんどは、メニューやアイコン、Windowsの右クリックコマンド、ショートカットキーなどから実行できます。このやり方はソフトのヘルプの方を参照してください。
初めての人も覚えておくべきコマンドには、[必須] マークをつけてあるので、参考にしてください。
チャンネル関係のコマンド
- join [必須]
- チャンネルに入ります。/join #channelのように、コマンドのあとにチャンネル名を指定して使います。ソフトによっては、チャンネル名のかわりにprivを送りたい相手のnickを指定することで、privを送る準備をすることができます。
なお、パスワードが設定されているチャンネルにjoinする場合は、/join #channel passwordという形でコマンドを入力します。
- part [必須]
- チャンネルを抜けます。joinと同じように、/part #channelというようにチャンネル名を指定して使います。抜ける際にメッセージを残すこともできます。この場合は、/part #channel さようならというようにチャンネル名の後にスペースをあけ、残したいメッセージを入力してください。
- list
- チャンネルのリストをとります。このコマンドで、チャンネル名、参加人数、トピックなどを知ることができます。/list #channelのようにチャンネル名を指定しないと全チャンネルのリストをとってしまうので、注意が必要です。
- names
- 各チャンネルに参加している人の一覧を調べるコマンドです。listコマンドと同じで、/names #channelチャンネル名を指定しないと、全チャンネルについて調べてくれてしまいます。
- topic
- チャンネルのトピックを変更します。チャンネルに機械的に設定されている"topic"を変更するものであって、突然話題が変わる魔法ではありませんのでご注意を。
個人関係のコマンド
- nick [必須]
- 自分のニックネームを変更します。/nick geshoと入力すれば、ニックネームがgeshoに変更されます。
- whois [必須]
- 現在IRCにつないでいる誰かの情報を調べます。ニックネーム、リアルネーム、ログインネーム、使っているマシンのアドレス、つないでいるサーバ、参加しているチャンネルなどが調べられます。/whois nicknameというように使用します。
- invite
- 誰かを自分が入っているチャンネルに招待します。/invite nickname #channelというように使います。
- ignore
- 誰かの発言を表示しないようにします。実はこれはソフトフェア側で実現している機能で、コマンドの入力の仕方などはソフトによって異なります。
- kick
- 誰かを自分が入っているチャンネルから排除します。使わないのが平和でしょう。/kick nickname #channel メッセージというように使います(メッセージは省略できます)。
modeコマンド
このコマンドはチャンネルのモードを変更するときに使います。/mode #channel (mode)という書式で入力します。後者の(mode)と書いてあるところには、+s、-tといったような具体的なモードが入ります。
チャンネルモードには、以下のようなものがあります。+を-に書き換えると、モード解除になります。
- +o [必須]
- これは個人別に与えられるモードで、+oされた人はnickの頭に@マーク(通称「なると」。opとも言います。murichatでは☆マーク)が着き、チャンネルオペレータになれます。チャンネルオペレータになると、kickコマンドが使えるようになったり、チャンネル内での権限が広がります。modeコマンドもオペレータしか実行できません。オペレータになれば、その気になればチャンネルの乗っ取りも可能なので、+oは慎重に行いましょう。
- +s
- シークレットチャンネルのモードです。whoisやlistなどを使っても見えなくなります。ただし、見えなくなるだけでjoinはできます。
- +p
- プライベートチャンネルです。基本的には+sと同じ状態になります。違いとしては、+pの場合、見えなくなるのはチャンネル名だけである、ということがあります。なお、+sと+pは同時には設定できません。
- +i
- インバイト・オンリーのモードです。inviteされた人でないとjoinできません。
- +n
- チャンネルに入らないであるチャンネルに発言する方法があるのですが、このモードを設定すると、それができなくなります。
- +t
- オペレータ以外の人がトピックを変えることができなくなります。
- +m
- オペレータ以外の人は発言できなくなります。
- +v
- 個人別に設定されるモードで、オペレータでない人でも、このモードがついていれば+mのチャンネルで発言できます。
- +l
- チャンネル仁参加できるユーザー数を制限します。ユーザー数は+lのあとに数字で指定します。
- +k
- チャンネルにキーワードを設定します。設定したキーワードを入力しないとjoinできません。
なお、パスワードが設定されているチャンネルにjoinする場合は、/join #channel passwordという形でコマンドを入力します。
- +b
- 個人別に設定されるモードで、+bされた人はチャンネルに入れなくなります。このニックネームの人は禁止、という設定だけではなく、このログインネームの人、このプロバイダの人はだめ、という細かい設定もできます。
CTCPコマンド
CTCPとは、参加者のコンピュータに働きかけて、使っているIRCソフトなどについての情報を得るコマンドです。主なコマンドに以下のものがあります。
- CTCP-ping
- このコマンドを相手のコンピュータが受け取ると、こちらにpong信号をかえします。pingを送ってからpongが返ってくるまでの時間を調べられます。ふつうに発言を送った際、ここで調べた時間がかかることになります。ちなみに、この時間差を一般的にラグと呼びます。
- CTCP-version
- 送った相手の使っているIRCソフトの種類とバージョンを調べます。
- CTCP-userinfo
- ソフトで設定しているユーザー情報を調べるときに使います。
- CTCP-time
- コマンドを送った相手のコンピュータの時間を調べます。
もっと詳しく知りたい方へ
簡易IRCコマンド一覧のページには、IRCに存在するコマンドのほぼすべてについての解説が書かれています。簡易といいながらかなりつっこんだところまで書かれているので、IRCコマンドについて詳しく知りたいという人にはかなり役に立つことでしょう。
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