03/19 10:45
日本の“反日”記事に世界各地から「デマ!」とツイッターの声

ロサンゼルスのリトル東京でも現地人が寄付に協力している。反日感情などない

産経デジタル社が運営するニュースサイト「zakzak」の「米“放射能パニック”隠蔽政府にヒラリー激怒「信用できない」」という3月18日の記事に、ツイッターで「デマ!」「誰得?」という疑問の声が上がっている。

「アメリカで反日感情が高まってる」という内容のこの記事に対して、アメリカ在住の映画評論家、町山智浩氏が「この記事はひどいデマです。在米の皆さん、そうですよね?」と呼びかけると、たちまち賛同の声が集まり、RT(リツイート)された。

町山氏は「アメリカでは今、どこに行っても、こちらが日本人だと知ると『家族や親戚は大丈夫?』と心配してくれます。」とツイート。すると、フォロワーらから「デマ! 多くの人達が心痛めて祈ってくれている」「ロンドンも同じく」「パリも同じく」と声が上がり始めた。

さらに、「南アフリカでも」「オーストリアも」「インドも」「カタールでも」「ハワイでも」「ソウルでも」「タイも」「イスラエル人も」「オランダでも」「韓国でも」「トルコでも」「ジャカルタも」「上海でも」「台湾でも」「スオミ(フィンランド)でも」「メキシコも」「エジプト人も」「ドイツでも」「カナダも」「ブルガリア人も」「イタリアでも」「シリアも」などなど(もっと続き)、世界各地の現地情報と思われるツイートが寄せられた。

これらのツイートは、トゥギャッター「町山智浩さんのつぶやきと世界の人たち」(http://togetter.com/li/113271)というタイトルでまとめられている。その内容は、現地での日本に対する気遣いを感じられるエピソードばかり。これこそ、“生の声”だと思える。先日お伝えした、リトル東京での募金活動(記事「ロサンゼルスの日系人が募金活動、プレゼントに“日本のみかん”」)もそれらに漏れず、現地の方々の心配や気遣い、温かさを感じずにはいられない。

一方、「(記事やメディアの)煽り」や「政府や東電への不信感」などについての意見も書きこまれている。いま、日本にいる人々には、懸命な判断と冷静な対応が求められている。

世界中の多くの人々が日本のことを思ってくれている。それだけで、前に進めると思えるのは気のせいではないだろう。【ハリウッドニュース編集部】


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