自然放射線のシーベルトとは?:0.273マイクロSv/h

みなさん、こんにちは。

「嘘も100回つけば本当に聞こえる」

というように、シーベルト(Sv)でも同じ。

自然放射線のシーベルトとは、

1年間当たり2.4 ミリSv(世界平均)

放射線防護とシーベルト


1年=365日=356×24時間=8760時間

つまり、時間当たりに直すと、

1年間当たり2.4 ミリSv=1時間当たり2.4 ミリSv/8760
=0.273マイクロSv/h。

すなわち、

1年間当たり2.4ミリSv(世界平均)=0.273マイクロSv/h


これが自然放射線のレベルである。したがって、関東の人々が浴びている放射線量は、それより1桁大きい。これが真実。あなた方は、かなりの被ばくをしているということになる。

一方、

原子力発電所の事業所境界での1年間の線量=0.05ミリSv

これは正常運転の場合。

1回の胸部X線撮影=0.1 - 0.3ミリSv。

これは1年に1回のことだから、この量になるまでずっと浴び続けるとすれば、つまり、1年の時間で割れば、

0.1 – 0.3ミリSv/8760h=0.01–0.03マイクロSv/h。


それゆえ、胸部エックス線は、1年に1回であれば、自然放射能に隠れる。

ところが、あなた方は、今この100倍を浴びているということになる。1年に100回レントゲン撮影していることに対応する。

これが何を意味するか、自分で考えて欲しい。

by Kikidoblog | 2011-03-20 00:01 | 原子炉被災

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