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【NewsBrief】米当局、原発周辺の放射線量情報の詳細開示を拒否

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 【ワシントン】米原子力規制委員会(NRC)当局者は18日、議会での非公式会議で、日本の東京電力福島第一原子力発電所における放射線量の測定の詳細について再度開示を拒否した。

 これとは別に、オバマ政権は同日、カリフォルニア州で日本の原発事故によりもたらされた微量の放射線を観測したことを明らかにした。17日にはワシントン州で放射線の痕跡が観測されていた。

 原発付近での放射線量に関する情報開示にオバマ政権が消極的であることは、同盟国である日本に対して米国が敏感になっていることを表している。NRCのヤツコ委員長が16日、原発危機について日本の当局者よりも暗い見通しを示し、日本政府の情報を米国は信用していないことを示唆する声明を発表した後、こうした動きが顕著になった。

 関係筋が明らかにしたところによると、NRC当局者は18日の議会でのブリーフィングで、米側は今週に入り、原発4号機の上空で放射線量が300ミリシーベルトまで上昇するのを観測した、と述べた。これは日本政府の30~400ミリシーベルトとの発表と一致する。

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日本版コラム〔3月18日更新〕