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福島 川俣町の牛乳出荷自粛を

3月19日 20時26分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福島県川俣町の農場で採取された原乳から、食品衛生法の暫定基準の値を超える放射性物質が検出され、福島県は、川俣町内のすべての酪農家に牛乳の出荷を自粛するよう求めました。

福島県によりますと今月16日から18日にかけて国の原子力災害対策本部が行った検査で、福島県川俣町の農場の牛から採取された原乳から、放射性ヨウ素131という放射性物質が食品衛生法の暫定基準値のおよそ5倍に当たる1キログラム当たり最大で1510ベクレル検出されたということです。これを受けて、福島県は、川俣町内のすべての酪農家に原乳の出荷を自粛するよう求めるとともに、福島県内のほかの市町村でも原乳のサンプルを集めて検査を進めているということです。福島県によりますと、暫定基準値を超える放射性物質が検出された農場の原乳は、震災の影響ですべて廃棄されているということです。福島県は、福島第一原発から半径30キロ以内で生産されたすべての農産物についても、出荷したり自分で食べたりしないよう農家に求めました。