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<記事の内容> 勝俣恒久氏(66) 東京電力取締役社長 40年、東京都生まれ。02年に社長就任。社員約3万8000人を率いる。兄弟には元新日鐵副社長、丸紅社長などがいる。 プレーヤーとしてより、裏方として活躍した。98年発行の東大卓球部70年史の寸評に「名マネージャー。全国国公立大会の開催に尽力。麻雀強し」とある。 「少年時代は、町の至る所に卓球台がありました。自宅の庭に置いている家もよく見かけましたね」 50年代は学校にも公共施設にも卓球台があった。さらに故荻村伊智朗氏(元国際卓球連盟会長)や田中利明氏(いずれも当時日大)らが世界を席巻していた。そんな環境の中で卓球と出会い、成長していった。 都立新宿高から59年に東大へ進み、3年生の時にマネージャーになった。当時は7帝国大による「七帝戦」はあったが、ほかの国公立大が出場できるような大会はなかった。 「そこで東大、一橋大、東教大(現筑波大)、お茶の水女子大が中心となり国公立大のための大会を作ろうということになったのです」 東教大OBや勝俣氏らが奔走し、61年に第1回大会を開催した。このころからマネジメント能力の高さが発揮されていたようだ。 「卓球を通じて得たことは、いい友人に会えたことです。今もいいつきあいをさせてもらっています」 2年後輩の小枝至氏(現日産自動車共同会長、前日本自動車工業会会長)や大野省三氏(現エネルギーアドバンス社長)らとは「気軽にものをいえる間柄です」という。 63年に東電入社。企画部長になってから卓球部長を引き受け、社長就任まで続けた。現在は同部顧問。超多忙な毎日だが、卓球部関連の行事には極力出るようにしている。みんなとふれ合いを楽しんだあとは、決まってツーショットの写真撮影会になるという。 「座右の銘は『明るく 楽しく 元気よく』と『ケ セラ セラ』ですね」 いずれも、仕事に取り組む姿勢に共通している。どうせ仕事をやるのなら、楽しくやろう。そして小さなことでくよくよせずに、明日を信じて生きていこう。「明日があるさ」という言葉も好きだという。 |
◆幻となった河村文部科学大臣(当時)の全国国公立大学卓球大会における開会挨拶
平成16年8月に開催された第44回全国国公立大学卓球大会(主管校:千葉大学)において、国公立大学卓球連盟は、無謀にも当時の河村文部科学大臣に開会の挨拶をお願いするという丸秘計画を進めていました。これは、その年の全日本卓球選手権卓球大会の開会式で山口県卓球協会の会長でもある河村文部科学大臣が挨拶されたことや、小泉内閣メールマガジンでも河村文部科学大臣が卓球に関する夢を語っていたことによるものです。このミッションは、長内(国公立大学卓球連盟の現理事長)、長谷川和弘氏(東大卓球部OB、国公立大学卓球連盟の元学生理事で現オブザーバー、現文部科学省勤務、長谷川信彦氏の甥)、本田氏(東大卓球部に当時は所属、国公立大学卓球連盟の当時の学生理事)の3名で遂行されましたが、3名ともなぜか県立千葉高校の卓球部の出身ということで、本当に不思議な縁を感じました。
手続きにあたっては、倉木先生(国公立大学卓球連盟の前理事長、元筑波大学教授、卓球部長)の協力もいただき、文部科学大臣のお膝元である文部科学省勤務の長谷川和弘氏を通じて順調に進められ、正式なアポイントも取れました。ところが...!まことに残念ながら、あいにく最後は河村文部科学大臣自身が、全国国公立大学卓球大会の開会式当日急遽アテネ・オリンピック視察にギリシャに出張されることになり、幻となってしまいました。(もう少しで実現するところだったので、とても残念です!)
最後に、河村文部科学大臣宛にご挨拶をお願いした依頼文と、小泉内閣メールマガジンに掲載された河村文部科学大臣の原稿を以下のとおり紹介させていただきます。
<河村文部科学大臣宛にご挨拶をお願いした依頼文>
平成16年6月10日
文部科学大臣 河村建夫 様
国公立大学卓球連盟
理事長 長内 進
第44回全国国公立大学卓球大会開会式における御挨拶のお願い
拝啓
初夏の候、河村文部科学大臣様におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素は
貴省のスポーツ・青少年局体育・企画課を通じまして、全国国公立卓球大会のご後援をいただくなど格別のご高配
を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、国公立大学卓球連盟は、会員である全国の国公立大学卓球部関係者を対象とし、卓球技術の練磨向上およ
び会員相互の親睦を深めることなどを目的として設立されました。全国国公立大学卓球大会を毎年開催することが
本連盟の主要事業の一つでございますが、おかげを持ちまして、第44回目の全国国公立大学卓球大会を平成16
年8月11日(水)〜13日(金)の間に千葉県船橋市の船橋アリーナで開催する運びとなりました。
つきましては、河村文部科学大臣様がこの1月に開催された全日本卓球選手権大会の開会式に出席されましたこ
と、また、小泉内閣メールマガジン(第138号)に「全国レベルの卓球選手への夢は破れたが、全日本卓球選手権
大会の開会式に出席して、その夢を少しだけかなえさせてもらった」お話や「福原愛ちゃんのオリンピックでの
活躍に夢を託す」お話を寄稿されましたことを聞き及びまして、是非とも全国国公立大学卓球大会にもご出席を賜
り、開会に際しまして一言ご挨拶をいただきたく、切にお願い申し上げる次第です。
この件につきましては、前理事長の倉木常夫の方からも卓球人の集う会で御依頼申し上げたと伺っております。
国公立大学の技術レベルは私立大学には及びませんが、参加した選手たちが全国国公立大学卓球大会を経験して
社会人となり、企業や地域などで広く長く卓球を愛し、日本の卓球活動の底辺を支え続けるものと確信しておりま
す。是非とも参加選手たちに励ましのお言葉などを頂戴できれば幸甚でございます。
お忙しいとは存じますが、何卒ご検討頂きたく、よろしくお願い申し上げます。
敬具
【第44回全国国公立大学卓球大会の概要】
・開催期日:平成16年8月11日(水)〜13日(金)(開会式は11日9時から30分程度を予定)
・開催場所:千葉県船橋市「船橋アリーナ」
・参加大学数:60校(予定)、 参加者数(男女総計):700名(予定)
<小泉内閣メールマガジンに掲載された河村文部科学大臣の原稿>
夢の原点(文部科学大臣 河村建夫)
「政治家は体力ですね」よく皆さんから言われる。私の原点は、山口県の片田舎に育ち、小学三年まで分教場で
複々式(先生が一人で三学年を担任)授業を受け、四年から片道十キロの山道を毎日本校へ通学したことにある。
往復の道すがら、ヘビやイノシシに出くわしたり、小川でエビをすくい、山ももやあけびをとったりした。
この体験が忍耐力や粘り強さ、好奇心や想像力を培ってくれたように思う。自然に足腰が鍛えられて、マラソン
と卓球の選手をやった。この経験は、私のスポーツ大好き人間の原点でもある。私の中学時代、日本の卓球は世界
の頂点にあった。荻村伊智朗選手(故人)に憧れた。卓球日記をつけながら、熱中した。
全国レベルの卓球選手への夢は破れたが、この一月、全日本卓球選手権大会の開会式に出席して、その夢を少し
だけかなえさせてもらった。
今は、スポーツ好きの少年少女がたくさん増えて、子ども達の体力低下傾向も止まってほしいと願いつつ、ピカ
ピカの高校一年生「福原愛ちゃん」のオリンピックでの活躍に夢を託すこの頃である。
(小泉内閣メールマガジン 第138号(2004/04/22-05/06)より抜粋)
(平成18年5月3日 長内 記)