国公立大学卓球連盟
Japan Public&National University Table Tennis League

OBの話題他.                                        参考情報を提供できる方はsupport@jpnuttl.orgまでご連絡下さい。

◆国公立大学卓球連盟創立50周年記念祝賀会を開催

 国公立大学卓球連盟創立50周年を記念して、平成22年8月14日(土)18時より東商スカイルーム(東京都千代田区)にて祝賀会を開催致しました。会には連盟創立及び全国国公立大学卓球大会開催に尽力された倉木常夫先生(筑波大OB)始め連盟草創期に学生として大会運営に関わったOBの方々を中心に約80名が出席し、大会立上げに至る経緯や創立当初の出来事を振り返りつつ、出身校の枠を超えて旧交を温めました。
 長内国公立大学卓球連盟理事長の挨拶の後、倉木先生による連盟創設の趣旨や苦労話に加えて第1回大会の役員及び参加者を壇上に集めての紹介を交えたご挨拶をいただき、出席者一同この50年の歴史を共に振り返りました。また来賓として、第1回大会開催を学生役員として支えた勝俣恒久東京電力会長(東大OB)、日本卓球リーグ実業団連盟副会長の遠藤俊一東信電気会長(横浜国大OB)、長年大会の後援をいただいた文部科学省・有松育子スポーツ・青少年総括官、同様に大会及び海外遠征の後援・支援をいただいた日本卓球協会・星野一朗常務理事強化本部長から祝辞をいただきました。
 長谷川次彦東大卓球部監督による乾杯の発声の後、出席者は出身校の枠を超えて懐かしい顔ぶれとの再会を喜び、昔話に花を咲かせました。
 また、これまで連盟の活動に尽力されてきた倉木先生、長谷川監督、山崎監事、大会及び海外遠征、卓球研修会に協賛・協力いただいた日本卓球株式会社、株式会社タマス、デジックスアンドリンク株式会社 キラースピンジャパン事業部、株式会社ジュイック、株式会社ユーレックス、日本卓球協会の代表者の方に連盟より記念品を贈呈しました(株式会社ヤサカ、ヤマト卓球株式会社は祝賀会欠席の為別途送付)。
 この後、各大学OB会関係者のスピーチで盛り上がり、出席者で記念撮影を行った後、山崎監事の閉会挨拶で祝賀会は盛況のうちに閉会しました。
 お忙しい中出席いただいた各校OBの皆様、来賓の皆様どうもありがとうございました。引き続き国公立大学卓球連盟の活動にご協力・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
(平成22年8月18日 広川記)

祝賀会フォト
長内理事長挨拶 倉木先生と第1回大会関係者 東京電力・勝俣会長挨拶
東信電気・遠藤会長挨拶 文部科学省・有松総括官挨拶 日本卓球協会・星野常務理事挨拶
東京大学・長谷川監督による乾杯 懇親会の様子 協賛各社の皆様
東北大・東京工業大学・千葉大学OB・OG 東京大学OB 筑波大学・横浜国立大学OB
一橋大学・名古屋大学OB 京都大学・大阪大学・金沢大学OB 山崎監事閉会挨拶

◆「卓球レポート」6月号に西田氏(京大卓球部監督)の「ラケットを科学する」記事が掲載

 京都大学卓球部の監督を務められている西田薫氏が寄稿した「ラケットを科学する」の記事がタマス発行の「卓球レポート」2006年6月号(P29〜P31)に掲載されています。
 以下に掲載された記事の前書きと見出し項目を紹介させていただきますので、是非参考にしていただければと思います。

<前書きの抜粋>

 良いラケットの条件として、一般には「反発が良いこと」「打球感が良いこと」などが挙げられます。また、重量にこだわりを持つ選手もいます。ところで、これらの条件は、ラケットのどのような物理特性に関連しているのでしょう。ここでは「スイートスポット」「ラケットの重心」「打球感」などの観点から、ラケットを科学してみたいと思います。

<見出し項目の抜粋>

〜「スイートスポット」を把握し、効率よく打球しよう〜
 ・「スイートスポット」はラケットを支える位置やラケットの形状によって異なる
 ・ラケット面の中央で打球するとエネルギーの損失が少なくなり効率よく打球することができる

〜ラケットの持つ特性を理解し、自分のプレーに役立てよう〜
 ・ラケットが重くなるほど手に響く振動が小さくなる
 ・角型はスマッシュや強打に適し角丸型は切り替えがやりやすい
 ・物理学の法則を利用して使う技術によってラケットに当てる位置を変えてみよう

 以 上

(平成18年6月4日 長内記)

◆日刊スポーツ新聞(5/31発刊)に勝俣社長(東電)の卓球関係記事が掲載

 以下にご紹介した記事が予定どおりに掲載されましたので、ご参照いただければと思います。
 なお、さらに詳細な内容の記事が「ニッタクニュース」7月号(6月10日発刊予定)にも掲載されるそうですので、そちらもよろしくお願い致します。

<記事の内容>

勝俣恒久氏(66) 東京電力取締役社長

 40年、東京都生まれ。02年に社長就任。社員約3万8000人を率いる。兄弟には元新日鐵副社長、丸紅社長などがいる。
 プレーヤーとしてより、裏方として活躍した。98年発行の東大卓球部70年史の寸評に「名マネージャー。全国国公立大会の開催に尽力。麻雀強し」とある。
 「少年時代は、町の至る所に卓球台がありました。自宅の庭に置いている家もよく見かけましたね」
 50年代は学校にも公共施設にも卓球台があった。さらに故荻村伊智朗氏(元国際卓球連盟会長)や田中利明氏(いずれも当時日大)らが世界を席巻していた。そんな環境の中で卓球と出会い、成長していった。
 都立新宿高から59年に東大へ進み、3年生の時にマネージャーになった。当時は7帝国大による「七帝戦」はあったが、ほかの国公立大が出場できるような大会はなかった。
 「そこで東大、一橋大、東教大(現筑波大)、お茶の水女子大が中心となり国公立大のための大会を作ろうということになったのです」
 東教大OBや勝俣氏らが奔走し、61年に第1回大会を開催した。このころからマネジメント能力の高さが発揮されていたようだ。
 「卓球を通じて得たことは、いい友人に会えたことです。今もいいつきあいをさせてもらっています」
 2年後輩の小枝至氏(現日産自動車共同会長、前日本自動車工業会会長)や大野省三氏(現エネルギーアドバンス社長)らとは「気軽にものをいえる間柄です」という。
 63年に東電入社。企画部長になってから卓球部長を引き受け、社長就任まで続けた。現在は同部顧問。超多忙な毎日だが、卓球部関連の行事には極力出るようにしている。みんなとふれ合いを楽しんだあとは、決まってツーショットの写真撮影会になるという。
 「座右の銘は『明るく 楽しく 元気よく』と『ケ セラ セラ』ですね」
 いずれも、仕事に取り組む姿勢に共通している。どうせ仕事をやるのなら、楽しくやろう。そして小さなことでくよくよせずに、明日を信じて生きていこう。「明日があるさ」という言葉も好きだという。

(平成18年6月4日 長内記)

◆日刊スポーツ新聞(5/31発刊)に勝俣社長(東京電力)の卓球関係記事が掲載予定

 東京電力の勝俣社長は東京大学の卓球部のご出身であり、国公立大学卓球連盟の理事長である私(長内)と卓球のつながりで2つのご縁があります。1つは私も東京電力に勤務し会社の卓球部に所属していますが、勝俣社長には卓球部長を務めていただいて、とてもお世話になったことです。もう1つは東京大学の卓球部時代に勝俣社長ご自身が、第1回の全国国公立大学卓球大会を開催するに当たって全国国公立大学卓球連絡協議会(国公立大学卓球連盟の前身)の設立に貢献されたことです。
 このようなご縁があるということで、国公立大学卓球連盟の活動に古くからご支援をいただいているニッタク様から私に申し入れがありました。その内容は、ニッタク様が毎月最終水曜日発刊の日刊スポーツ新聞に卓球関係の記事を掲載しており、その中に「われら卓球仲間」という特集シリーズがあり、是非とも勝俣社長を取り上げさせていただきたいというものです。
 何とかご無理を申し上げて勝俣社長に直接ご了解をいただき、4月24日にニッタク外山常務や片野ニッタクニュース編集長、日刊スポーツ新聞の細谷記者とともに、私も同席のもとで取材を行わせていただきました。当日はいろいろと楽しいお話がありましたが、勝俣社長の主なご発言の内容は以下のとおりです。また勝俣社長の卓球に関する簡単なプロフィールも併せて以下にご紹介させていただきます。
 今回の取材記事は5月31日発刊の日刊スポーツ新聞に掲載されるということですので、今からとても楽しみです!

<勝俣社長の主な発言内容>

・手軽にやれるスポーツなので卓球をはじめた。ただ、高校時代は正式に部に所属していないし、大学でも結果として部に残っただけ。大会に出場した記憶はあまりない。
・東大卓球部では3年生くらいからマネージャーをやっていた。それまで務めていた者から、司法試験を受けるので交代して欲しいと言われて引き受けたもの。
・当時の国公立大学の卓球部員はなかなか大会に出られないので、国公立大学同士で大会を開催しようという話になり、自ら準備に走り回った。持ち回りで開催することとして、広告を出したり、宿泊する場所を手配したりした。参加大学も多かったが、それ以来、この大会は続いていると聞いている。
・卓球で得たものは仲間や先輩・後輩とのつながり。今でも日産の小枝副社長などとは年に1〜2回飲んだりしているし、何かあっても気軽に頼める。
・東電に入社したのも卓球がきっかけ。当時、東電に入社していた東大卓球部の先輩OB(中島光夫氏)がいて、東大の卓球部員は東電の文化会行事の試合で審判をやっていた。そのOBから東電に来いと言われた。ただ、試験や面接は受けさせられた。
・企画部長になって東電卓球部の部長をやり、社長になって退いた。今年は10電力大会で男女アベック優勝した。
・四国の高松に「二蝶」という料亭があり、女将さんが卓球をやっていた方(深津尚子:1965年の世界チャンピオン)で、その店を四国電力の社長も利用されることから、四国電力の社長から是非ご一緒しようと誘われている。これも卓球のご縁かもしれない。いつになるかわからないが、楽しみにしている。

 「二蝶」のHPはこちら

<勝俣社長の卓球に関するプロフィール>

●東大卓球部関係
・東大卓球部S38年卒。新宿高校出身。当時の東大卓球部には新宿高校出身の部員が多数在籍していた。現東大卓球部監督の長谷川次彦氏(長谷川信彦氏の兄)と同期。
・「東京大学卓球部70年史」の歴代部員紹介には「名マネージャー。全国国公立大学卓球大会の開催に尽力。麻雀強し。」と掲載されている。
・全国国公立大学卓球大会の第1回をS36年に開催するに当たって全国国公立大学卓球連絡協議会の設立に貢献された。この全国国公立大学卓球連絡協議会が現在の国公立大学卓球連盟の前身となっている。
・東大卓球部の先輩でS31年卒の中島光夫氏の紹介もあってS38年に東京電力に入社。東電の社報に掲載された座談会の中でその旨をご自身が語ったことがある。

●東電卓球部関係
・勝俣社長ご自身が東電の卓球部で活躍されたという情報などは残されていないが、東電の卓球部長として各種の卓球活動のご支援をいただく。
・東電の社内卓球大会(2回/年)では卓球部長としてご挨拶をしていただている。毎年の東電卓球部の会合には業務多忙中でも必ず駆けつけられ、OBの方々や若手の選手たちとの懇親を楽しまれている。
・今年1月の第48回全電力卓球大会で10年ぶりに男女団体アベック優勝を祝って開催された祝賀会(3月15日)にもご出席いただいた。祝賀会では選手たちとの懇親とツーショットの記念撮影に興じられた。

(平成18年5月3日 長内 記)

◆幻となった河村文部科学大臣(当時)の全国国公立大学卓球大会における開会挨拶

 平成16年8月に開催された第44回全国国公立大学卓球大会(主管校:千葉大学)において、国公立大学卓球連盟は、無謀にも当時の河村文部科学大臣に開会の挨拶をお願いするという丸秘計画を進めていました。これは、その年の全日本卓球選手権卓球大会の開会式で山口県卓球協会の会長でもある河村文部科学大臣が挨拶されたことや、小泉内閣メールマガジンでも河村文部科学大臣が卓球に関する夢を語っていたことによるものです。このミッションは、長内(国公立大学卓球連盟の現理事長)、長谷川和弘氏(東大卓球部OB、国公立大学卓球連盟の元学生理事で現オブザーバー、現文部科学省勤務、長谷川信彦氏の甥)、本田氏(東大卓球部に当時は所属、国公立大学卓球連盟の当時の学生理事)の3名で遂行されましたが、3名ともなぜか県立千葉高校の卓球部の出身ということで、本当に不思議な縁を感じました。
 手続きにあたっては、倉木先生(国公立大学卓球連盟の前理事長、元筑波大学教授、卓球部長)の協力もいただき、文部科学大臣のお膝元である文部科学省勤務の長谷川和弘氏を通じて順調に進められ、正式なアポイントも取れました。ところが...!まことに残念ながら、あいにく最後は河村文部科学大臣自身が、全国国公立大学卓球大会の開会式当日急遽アテネ・オリンピック視察にギリシャに出張されることになり、幻となってしまいました。(もう少しで実現するところだったので、とても残念です!)
 最後に、河村文部科学大臣宛にご挨拶をお願いした依頼文と、小泉内閣メールマガジンに掲載された河村文部科学大臣の原稿を以下のとおり紹介させていただきます。

<河村文部科学大臣宛にご挨拶をお願いした依頼文>
                                         平成16年6月10日
 文部科学大臣 河村建夫 様
                                          国公立大学卓球連盟
                                           理事長 長内 進

        第44回全国国公立大学卓球大会開会式における御挨拶のお願い

拝啓
 初夏の候、河村文部科学大臣様におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素は
貴省のスポーツ・青少年局体育・企画課を通じまして、全国国公立卓球大会のご後援をいただくなど格別のご高配
を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、国公立大学卓球連盟は、会員である全国の国公立大学卓球部関係者を対象とし、卓球技術の練磨向上およ
び会員相互の親睦を深めることなどを目的として設立されました。全国国公立大学卓球大会を毎年開催することが
本連盟の主要事業の一つでございますが、おかげを持ちまして、第44回目の全国国公立大学卓球大会を平成16
年8月11日(水)〜13日(金)の間に千葉県船橋市の船橋アリーナで開催する運びとなりました。
 つきましては、河村文部科学大臣様がこの1月に開催された全日本卓球選手権大会の開会式に出席されましたこ
と、また、小泉内閣メールマガジン(第138号)に「全国レベルの卓球選手への夢は破れたが、全日本卓球選手権
大会の開会式に出席して、その夢を少しだけかなえさせてもらった」お話や「福原愛ちゃんのオリンピックでの
活躍に夢を託す」お話を寄稿されましたことを聞き及びまして、是非とも全国国公立大学卓球大会にもご出席を賜
り、開会に際しまして一言ご挨拶をいただきたく、切にお願い申し上げる次第です。
 この件につきましては、前理事長の倉木常夫の方からも卓球人の集う会で御依頼申し上げたと伺っております。
 国公立大学の技術レベルは私立大学には及びませんが、参加した選手たちが全国国公立大学卓球大会を経験して
社会人となり、企業や地域などで広く長く卓球を愛し、日本の卓球活動の底辺を支え続けるものと確信しておりま
す。是非とも参加選手たちに励ましのお言葉などを頂戴できれば幸甚でございます。
 お忙しいとは存じますが、何卒ご検討頂きたく、よろしくお願い申し上げます。
                                                 敬具
【第44回全国国公立大学卓球大会の概要】
・開催期日:平成16年8月11日(水)〜13日(金)(開会式は11日9時から30分程度を予定)
・開催場所:千葉県船橋市「船橋アリーナ」
・参加大学数:60校(予定)、 参加者数(男女総計):700名(予定)


<小泉内閣メールマガジンに掲載された河村文部科学大臣の原稿>

 夢の原点(文部科学大臣 河村建夫)

 「政治家は体力ですね」よく皆さんから言われる。私の原点は、山口県の片田舎に育ち、小学三年まで分教場で
複々式(先生が一人で三学年を担任)授業を受け、四年から片道十キロの山道を毎日本校へ通学したことにある。
往復の道すがら、ヘビやイノシシに出くわしたり、小川でエビをすくい、山ももやあけびをとったりした。
 この体験が忍耐力や粘り強さ、好奇心や想像力を培ってくれたように思う。自然に足腰が鍛えられて、マラソン
と卓球の選手をやった。この経験は、私のスポーツ大好き人間の原点でもある。私の中学時代、日本の卓球は世界
の頂点にあった。荻村伊智朗選手(故人)に憧れた。卓球日記をつけながら、熱中した。
 全国レベルの卓球選手への夢は破れたが、この一月、全日本卓球選手権大会の開会式に出席して、その夢を少し
だけかなえさせてもらった。
 今は、スポーツ好きの少年少女がたくさん増えて、子ども達の体力低下傾向も止まってほしいと願いつつ、ピカ
ピカの高校一年生「福原愛ちゃん」のオリンピックでの活躍に夢を託すこの頃である。

                     (小泉内閣メールマガジン 第138号(2004/04/22-05/06)より抜粋)

(平成18年5月3日 長内 記)