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大手電機 夜間休日操業の動き

3月19日 5時51分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力の計画停電で工場の操業停止を余儀なくされている大手電機メーカーの間では、こうした状況が続けば生産計画に影響が出るとして、停電のない夜間や、土日や祝日にも工場を操業させる動きが相次いでいます。

このうち、栃木県鹿沼市にある「ソニー」の子会社で電子部品を製造する工場では、計画停電が始まった14日から、一部、休業を余儀なくされるなど生産活動に影響が出ています。このため、通常は休日としている19日・土曜日の夕方から朝までと、祝日の21日の夕方から朝まで、工場を操業させることにしています。また、「NEC」も、甲府市にあるコンピューター工場で、計画停電に合わせて操業を停止していましたが、19日と21日には休日返上で操業するほか、「富士通」も、栃木県大田原市にある携帯電話の工場で、16日と18日に夜間操業を行いました。各社は、夜間や休日に操業する一方で、平日には計画停電の時間に合わせて休業するなど、従業員の勤務に配慮する方針です。計画停電を巡っては、生産ラインの停止や立ち上げに数時間かかることから、対象地域では終日、休業することを余儀なくされている工場も多く、停電のない夜間や、土日や祝日にも操業する動きは今後も広がりそうです。