【社会】58メートル圧送機を投入 福島第1原発、原発放水作業に2011年3月19日 夕刊 東京電力福島第1原発の放水作業に、高さ58メートルまでアームが伸び、中高層建物の建設に使われる生コンの圧送機が使われることになった。ドイツ・プツマイスター社関係者らによると、東南アジア向けに輸出する同社の圧送機が横浜港にあることが判明。19日午前、同港から現地に向かったという。 同社関係者が公明党を通じて政府に提案。政府、東電が協議して採用が決まった。国内では52メートルのものが3台あるが、58メートルのものはない。 同社関係者などによると、圧送機は高圧で生コンを吸い上げて放出する機能がある。生コン同様、水も放出できるという。自走式で、設置後は真上にアームを伸ばし、ポンプ車から供給を受けた海水を勢いよく放水できる。無線操縦で遠隔操作ができ、作業員の被ばくの危険を減らせる可能性もある。 ◇ 公明党によると、国内には全長52メートルの生コン圧送機が3台あり、岐阜県恵那市の丸河商事と、津市の中央運送が少なくとも1台ずつ所有している。同党は、19日午後2時からの政府与野党震災対策合同会議で、これらの車両の使用についても、政府側に提言する。 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|