班目 春樹(まだらめ・はるき)
班目 春樹(まだらめ・はるき)昭和23年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。工学博士。東京芝浦電気(株)総合研究所研究員、東京大学講師、同助教授を経て、平成2年11月より東京大学大学院工学系研究科教授。総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会検査の在り方に関する検討会委員長ほか。

国民の皆さんに理解していただきたいのは、規制を強めれば安全が確保されるのではないということです。現場を預かっている事業者が自主的にきちんと安全に対する取り組みをすることが重要なのです。事業者がいかに自主性を発揮して安全確保に取り組むか、ここにいかに魂を入れるかが最大のポイントだと思っています。
鈴木 篤之(すずき・あつゆき)
鈴木 篤之(すずき・あつゆき)昭和17年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学工学部教授、同大学院工学研究科教授等を経て、平成13年より原子力安全委員会委員。18年4月より原子力安全委員会委員長。

原子力安全委員会は、一貫して事業者の自主的取り組みが大事だと主張してきました。保安検査あるいはいろいろな規制行為はそこを忘れないでほしい、とお願いし続けてきた立場からしても、今回の行動計画に、事業者の自主的取り組みを促すような項目が入っていることは大変いいことだと思います。そのことを今後ともぜひ続けてほしい。
広瀬 研吉(ひろせ・けんきち)
広瀬 研吉(ひろせ・けんきち)昭和23年生まれ。九州大学大学院工学研究科卒業。49年4月科学技術庁入庁。同庁原子力安全局原子力安全課長、経済産業省原子力安全・保安院審議官(実用発電用原子炉担当)、内閣府原子力安全委員会事務局長、(独)物質・材料研究機構理事等を経て、平成17年9月より原子力安全・保安院長。

現在、私どもは新たな検査制度の見直しを進め、事業者の自主的な取り組みを前提にしようと考えています。事業者に保全プログラムを策定してもらい、その保全プログラムを私どもが見た上で、保全プログラムにのっとった形で検査をしていくという制度にギアを切りかえていく。今年度に着手できることは着手していきたいと考えています。