大手ゼネコン「大林組」(東京)九州支店幹部らが、福岡県内の暴力団幹部らとゴルフを繰り返していた問題で、同県警は18日、同社に対し、県暴力団排除条例の趣旨に反するとして厳重注意した。
安部俊二暴力団対策部長が同社幹部ら4人に対し「暴力団との関係を断つよう徹底して下さい」と注意。同社側は「真摯(しんし)に反省したい」と原因究明や再発防止を誓ったという。
県警によると、ゴルフは県内の建設業者ら約70社で作る「おにぎり会」が主催。同社九州支店幹部ら数人は08年以降、指定暴力団道仁会系組長らが参加したゴルフに17回加わったことが確認されている。同社は「警察の指導を受けながら反社会的勢力の排除に向けた取り組みを強化、推進していく」とのコメントを出したが、社内調査の結果などについては「回答しない」とした。