3年前、京都府舞鶴市で女子高校生を殺害した罪に問われている男の裁判で、検察は18日、この男に死刑を求刑しました。
2008年5月、舞鶴市の雑木林で高校一年生だった小杉美穂さん(当時15)が殺害された事件では、捜査当局が決定的な物証がない中、現場近くの防犯カメラの映像などをもとに無職の中勝美被告(62)を逮捕、起訴しました。
中被告は一貫して無罪を主張していて、弁護側も映像では被告と特定できないと主張しています。
18日の論告公判で検察側は、映像の信憑性の高さと中被告の供述が不自然に変遷している点などを挙げ「犯人であることに合理的な疑いを差し挟む余地はなく、犯行は冷酷、残忍で極刑をもって臨むしかない」と死刑を求刑しました。
まっすぐ検察官を見据え、淡々とした表情で求刑を聞いていた中被告。
弁護側の最終弁論は今月23日に行われます。 (03/18 19:10)
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