2011年03月18日

i−MiEV間に合う

三菱自動車はi−MiVEを被災地の地方自治体に25台を無償貸与すると発表した。当初、東京電力に貸し出そうとしていたことを考えると大いに好ましいこと。すでにニュースでも取り上げられており、三菱自動車にとって久々の社会貢献になると思う。

一方、日産はリーフ貸与の決断が出来ないでいる。不特定多数に貸せるレンタカーを大量に持っているのだから、三菱自動車より簡単だと思うのだけれど‥‥。国内販売担当の決断力が無い、ということでありましょう。来週央にはガソリンも流通する。

ちなみにリーフは200V電源が必要だけれど(100V充電も可能ながら、おそらく充電器が揃わないと思う)、私ら協力体制は整えてました。すでに数多くの「手伝います」という声を頂いてますから。工事出来る人の目安も立っていたのに。

ただ日産が社会貢献できるチャンスはまだ残っているかもしれない。ガソリン行き渡った後も、やはり三陸地域は当面スタンド不足に悩まされる可能性大。もちろんリサーチをしてニーズを掘り起こすという動きをしなければダメです。(国沢光宏)

・追伸 18日の夜になって日産もレンタカーのリーフを50台被災地に送ることとし、すでに現地へ向け陸送されているという。間に合ってよかった。ただ被災地はパンクする可能性も大。アフターサービスまでしなければなりません。頑張って欲しい。
posted by polishfactory5 at 19:56| Comment(0) | 電気自動車

2011年03月17日

電気自動車を被災地に2

昨日書いた「電気自動車を被災地へ」の件、日産と三菱自動車に依頼しました。とりあえず広報からの公式な返事は「積極的に検討させていただきます」というもの。ただ違うルートから調べてみたら、すでにリクエストを受けているらしい。例えば三菱自動車は16時の時点で「東京電力にi−MiEVを貸す予定」。

東京電力からリクエストあって貸す方向で動いているという。東京電力くらいの組織力があれば、ガソリンを運ぶくらい出来る。便利だから、ということで貸してくれと言うなら被災した人の方がプライオリティ高いハズ。「よりによって評判の悪い東京電力に貸すことはないでしょう」と伝え、返答待ちです。

日産は1台だけ被災した地域の医療機関からのリクエストを貸与を検討しているそうな(広報情報)。こちらも別ルートで調べると、ディーラーから従業員安否確認のため4台貸し出しているという。とりあえず権限を持っている役員に意見を上げて欲しい、ということを再依頼しました。朗報を期待しています。

昨日の夕方から警察がタンクローリーの通せんぼを止めた。あと数日すれば被災地にも物資が届くようになると思う。そうなった時に電気自動車が大活躍できる地域はそう多くない。逆にエネルギー事情の悪い地域を見つける必要あります。今のままだと検討しただけで役に立たなくなる可能性大。(国沢光宏)



posted by polishfactory5 at 09:48| Comment(1) | 電気自動車

2011年03月16日

電気自動車を被災地へ

電気自動車が微妙な存在となっている。言うまでもなく電力事情は少なくとも今後2年程度極めて厳しい状況となるだろう。長ければ5年程度電力不足に見舞われる可能性出てきた。輪番停電措置も行われる中、短い時間に大量の電力を消費する昼間の急速充電などもってのほか。

「環境にやさしい」という大義名分も、原発の稼働率低下で怪しい状況になってきた。現在東京電力の原発は柏崎の5機しか稼働しておらず。この程度だと夜間の余剰電力も極めて少なくなってしまう。夜間電力の優遇料金の根拠だって無くなる。オール電化住宅の立場は厳しくなるはず。

一方、被災地での移動手段として電気自動車を考えると理想に近い。燃料事情の悪い被災地に於いても今や電気は来ている。電気自動車が非難施設にあれば、ガソリン不足という最悪の条件であっても急病人を病院に搬送することが可能。そもそもガソリンは消防法で保管出来る量が少ない。

例えば日産が東日本の50ヘルツ地域に配置してあるレンタカーのリーフやi−MiEV(こちらはディーラーの試乗車)をガソリン事情良くなるまでの期間、被災地に貸したらどうだろうか。50ヘルツの地域で昼間充電されようものなら電力事情の足を引っ張る。被災地であれば多くの人の助けになります。

ということで本日早速日産に広報を通して依頼してみたい。三菱自動車にも広報を通し、担当役員にお願いしたいと思う。もし運送する人員や現地でアテンドするスタッフが必要なら、喜んで業界有志でお手伝いします。もちろん福島原発の状況が静穏になってからですけど。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 01:29| Comment(0) | 電気自動車

2011年03月15日

自転車購入ガイド

長ければ今週一杯くらいまでガソリンの入手難は続きそう。その後も関東地域を中心に断続的な停電が行われるため、鉄道の運行に制限掛かってしまう。慢性的な渋滞も発生するハズ。となった時に役立つのは自転車である。性能良い自転車なら通勤距離10kmで30分も掛からない。以下、バイヤーズガイドを。

まず価格帯。3万円以内で買えるような自転車は100%おすすめしない。性能の悪い自転車だと、そもそも疲れる。剛性低いと漕いだチカラが分散されてしまうからだ(伝達効率落ちる)加えて乗っていて気持ちよくない。どうせ買うのなら、有事を切り抜けた後も長く使える良品を選ぶこと。

移動の手段としてすすめるタイプは二つ。電動アシスト付きか、細いタイヤを履くクロスバイクである。通勤途中に山坂があるようなら人力の自転車だと厳しい。趣味で乗るなら問題ないけれど、通勤の道具だとイヤになってしまう。逆に大きな山坂の無い区間を走るのであれば、速度の出るクロスバイク有利。

電動アシスト付きは10km/hからアシスト力が弱まり、24km/hで完全カットとなる。したがって20km/h以上で巡航しようとすれば、アシスト無し自転車より人力での効率は悪くなってしまう。都市部など車道を走らないと危険。速度が出ない電動アシスト付きは向かない。「最短の駅まで用」と考えたい。

最も効率よいのがクロスバイクと呼ばれるタイプ。厳密に言えばロードバイクにフラットバーのハンドルを付けた『フラットバーロード』というジャンルが好適。『700C』という細いタイヤを履く自転車が通勤用として考えれば最も効率よい。『アンカー』や『ジャイアント』『スコット』『シュウィン』の6万円以上級ならベスト。(国沢光宏)




posted by polishfactory5 at 10:03| ECO用品

2011年03月13日

ガソリンも電気も

ガソリンの売り切れが続出しているようだ。12日時点でレギュラー売り切れというスタンドも出始めており、13日になってハイオクすら売り切れとなりつつある。ただガソリンの在庫は豊富にあるため心配しなくてもいい。高速道路の規制などで流通が間に合っていないだけです。

もし「2〜3日は使わない」というなら、焦ってスタンドに並ぶこともない。週央になればガソリン不足で心配することはなくなると思う。ただガソリン価格という点じゃ厳しいかもしれません。中東の情勢は全く楽観出来ないばかりか、サウジアラビアでも不穏な動きが出始めている。

一方、ガソリン売り切れの心配をしないでいい電気自動車も逆風になってきた。地震で茨城、福島、宮城県の原発は全て緊急停止。火力発電所も多くが停止している。月曜日から時間を区切った地域毎の計画的な停電を行うという。今やパソコンの電源も止めようという人が多い。

私の家でも2人のコドモは「こんな状況なんだから電気自動車に充電しちゃいけない」。実際、原発は下を見て2つ廃炉。最悪の場合、福島第1の2号炉も廃炉になるか? 福島第2も不安。13日の8時に福島第2の4炉も減圧作業を始めたと報道されて以来、何の情報も公表されず。

いずれにしろ停止中の火力発電所が全て稼働しても電力に余裕なし。そればかりか1年スパンで考えても原発無くなった分のカバーなど出来まい。今年の夏を乗り切るために相当の努力をしなければならないと思う。もしかすると2011年度は電気自動車の補助金が出ない可能性大。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 19:02| 電気自動車