【福岡】自衛官殺害から11年 遺族ら情報呼び掛け

03/11 12:17 更新

久留米市で自衛官の男性が殺害された事件から11日で11年。事件現場の最寄り駅では遺族らが情報提供を呼びかけました。JR久留米駅のコンコースでは11日午前7時半から、遺族や警察官およそ30人が情報を求めるちらしを配りました。この事件は2000年3月11日未明、久留米市日吉町で、歩いていた自衛官の切明信行さん(当時27歳)が、男に胸や腹などを刃物のようなもので刺され死亡したものです。事件発生から11年が経ちますが、有力な情報はなく未だ犯人逮捕には至っていません。母親の切明千代香さんは「1日も早く犯人逮捕を願っています。大事な大事な息子でした」と涙ながらに話していました。時効が廃止され、福岡県警は今月、未解決事件の専従班を設けました。福岡県警では「事件をもう一度調べなおすためにも、ささいな情報でも寄せてほしい」としています。