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東日本大震災:海保巡視船レーダーに映った津波の映像を公開

巡視船「まつしま」のレーダーに映し出された津波=福島県相馬市沖役5キロの海上で2011年3月11日午後3時50分ごろ、海上保安庁提供
巡視船「まつしま」のレーダーに映し出された津波=福島県相馬市沖役5キロの海上で2011年3月11日午後3時50分ごろ、海上保安庁提供
津波に遭遇した巡視船「まつしま」=福島県相馬市沖で2011年3月11日午後3時51分、海上保安庁提供
津波に遭遇した巡視船「まつしま」=福島県相馬市沖で2011年3月11日午後3時51分、海上保安庁提供

 海上保安庁は18日、震災発生当時に巡視船「まつしま」(959トン)が、津波に遭遇したときのレーダー画像や動画を公開した。

 「まつしま」は11日午後3時50分ごろ、福島県相馬市沖5キロを航行中に津波に遭遇した。レーダーは本来、他船や陸地、障害物などを見るためのものだが、画面には「まつしま」の右側に帯状となった津波がはっきりと映し出されている。また公開された動画には「波高が10メートル以上ある」「ガラス割れるかもしれないから気をつけろ」「総員、つかまれるところにつかまれ」「頼むぞ」と緊迫した船橋の様子が生々しく記録されている。

 「まつしま」に損傷などはなく、現在も被災者の救難活動などを行っている。【米田堅持】

2011年3月18日

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