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「放射線量高い」中国、全日空機貨物降ろさせず

読売新聞 3月18日(金)18時54分配信

 福島第一原子力発電所の爆発の影響で、海外の航空会社が少なくとも4便について着陸先を成田空港から別の空港に変更していたことが分かった。

 関東地方への寄港中止を検討中の船会社もあり、国土交通省では「原発周辺以外では放射線量はごくわずか。正しい情報を知ってほしい」として、成田、羽田空港周辺や、東京港などの放射線量の測定値を、同省や関係機関のホームページに英語で掲載し始めた。

 国交省によると、東京など関東地方で微量の放射線量が観測されて以降、複数の外国船会社から、「船員が不安がっているが大丈夫か」などの相談が寄せられている。航空便でも、18日には、ドイツ・ルフトハンザ航空やイタリア・アリタリア航空の計4便が、着陸先を成田空港から関西空港や中部国際空港に変更したという。

 日本から出発する航空機への過剰な反応も出ている。国交省や全日本空輸によると、16日に成田空港を出発した全日空の貨物機が、到着地の中国・大連空港の係員に、積み荷の放射線量が中国の規定値を超えていると指摘され、荷物を降ろさずに帰国した。同社は、中国側に規定値や検知した放射線量を問い合わせたが、回答はないという。

  大畠国交相は18日の閣議後の記者会見で、「政府全体で正確な情報の発信に努めたい」と述べた。

最終更新:3月18日(金)20時53分

読売新聞

 

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