2011年 3月 18日
被災者支援 県民会議が募金呼びかけ
東日本大震災の被災者を支援しようと岡山県内の行政や経済、医療など約30の団体で作る県民会議が18日朝、JR岡山駅で募金活動を行いました。募金活動は被災者を効率的に支援しようと17日発足した県民会議が行ったものです。JR岡山駅前では石井知事や医師会、JAの職員など約50人が参加し、駅を利用する人に募金を呼びかけました。集まった募金は県などが受け付けている義援金と一緒に被災地に送られます。県民会議では今後も組織する団体で連携を図りながら被災地を支援することにしています。

救援物資仕分けボランティア
岡山県庁では18日、、ボランティアによる救援物資の仕分け、梱包作業が始まりました。事前に申し込みを行ったボランティア16人が、県庁に集められた救援物資を一つ一つ確認しながら仕分け、梱包していきました。県では今月14日から救援物資を受け付けていて19日からの3連休に、さらに多くの物資が寄せられることを見込んで、ボランティアを募集していました。救援物資は被災地からの要請に応じて発送する予定で、県では今後も随時、ホームページで、こうしたボランティアを募集するということです。

大震災の影響で高松・上海便就航延期
東日本大震災と原発事故の影響で今月27日の高松・上海便の就航が延期されることが決まりました。春秋航空の幹部と浜田知事が会見し、明らかにしたものです。延期の理由として中国政府が旅行業者に日本への団体旅行を中止するよう通告したこと、すでに販売されたチケットのうち団体旅行分がすべてキャンセルされたことなどを挙げています。春秋航空と香川県は早期の就航を望んでいますがメドは立っていないということです。また販売したチケットは払い戻しに応じるということです。

林原美術館が今後の運営方針を発表
岡山市のバイオ関連企業林原が経営破綻した問題で、林原の寄付金が運営費の多くを占める林原美術館は18日、今後の運営方針を発表しました。林原美術館は、年間約1億円の運営費のうち7500万円を林原の寄付でまかなっています林原の経営破綻を受け、美術館では岡山市内で役員会を開き、来年度の予算を約2000万円削減することやスポンサーが決まるまでは、裁判所の許可を得て林原から運営費を借り入れることなどを決めました。また6月から入館料を300円から500円に引き上げます。林原美術館は国宝3点、国の重要文化財26点を含む約8000点の文化財を収蔵していてこれらの一体的な保存などを求める嘆願書を裁判所と管財人に送っています。