経済・IT【放射能漏れ】「痛恨の極み」東電常務の会見2011.3.18 22:28

[経済・IT]ニュース トピック:放射能漏れ

  • メッセ
  • 印刷

【放射能漏れ】
「痛恨の極み」東電常務の会見

2011.3.18 22:28
福島県災害対策本部で初めて謝罪会見を行った東京電力の小森明生常務(右から2人目)ら東電幹部(石崎慶一撮影)

クリックして拡大する

福島県災害対策本部で初めて謝罪会見を行った東京電力の小森明生常務(右から2人目)ら東電幹部(石崎慶一撮影)

 福島県災害対策本部で18日、記者会見した東京電力の小森明生常務の主なやりとりは次の通り。

 小森氏「このよう事態を招き痛恨の極みです。福島県民のみなさまに誠に申し訳ありません。安全の確保と被害拡大防止に努めていきたい」

 --なぜ、社長がおわびに来ないのか

 小森氏「社長は事態悪化を防ごうと陣頭指揮を取っており、本日はまだ(訪問を)果たせないでいる」

 --地域への補償は

 小森氏「福島第1原発を安全な状態に持っていくことで精いっぱい。補償はしっかり考えていくが、その規模や範囲について今は言えない」

 --補償について言えないとはどういうことか

 小森氏「国と相談して考えていきたい」

 --国民の関心は事故の収束だ。見通しは。本当に収束できるのか

 小森氏「厳しい状況が続いているが、あらゆる手段を講じていく」

 --東電の幹部として初めて謝罪するのか

 小森氏「私が最初だ」

 --佐藤雄平知事には会ったのか

 小森氏「私自身としてはまず、みなさんの前でおわびしようときた」

 --被曝(ひばく)の危険を顧みず作業している自衛隊員らをどう思っているのか

 小森氏「頭が下がる。言葉がない」

 --避難住民への謝罪は

 小森氏「本当に申し訳ない」

 --第1原発は廃炉するのか

 小森氏「幹部で議論したことはないが、安全確保、安全な状態に持っていくよう全力を尽くす。そういうことも含めて検討する」

 --原発は安全とPRしてきたことは正しかったのか、間違いだったのか

 小森氏「イエス、ノーでは答えられない」

 --東電は原子力発電の事業を続けていくのか

 小森氏「経営判断であり、今は言えない」

 --福島県民に希望はあるか

 小森氏「申し訳ありません」

このニュースの写真

福島県災害対策本部で初めて謝罪会見を行った東京電力の小森明生常務(右から2人目)ら東電幹部(石崎慶一撮影)
記者たちから途切れない厳しい質問に言葉を失う東京電力の小森明生常務=福島市の県災害対策本部(石崎慶一撮影)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital