上関原発の埋め立て免許取り消しを申し入れ
（山口県）

福島第１原発で続く非常事態を受け共産党県委員会などは１７日、上関原発建設に向けた海の埋め立て免許を取り消すよう県に申し入れた。申し入れをしたのは共産党県委員会と県議団で県商工労働部に要請書を提出した。東日本大地震で被災した福島第１原発で続く非常事態を受け、中国電力は１５日、上関原発建設に向けた海の埋め立て工事を一時中断することを発表した。共産党県委員会などは埋め立て免許を出した県に対し免許そのものを取り消し中国電力に建設計画の断念を要請するよう求めた。これに対して県側は「中国電力が法令に違反したわけではなく免許の取り消しはできない」とし今後については「国の対応や中国電力の取り組みを見極めながら対応を検討していく」と答えている。同様の申し入れは１８日も市民団体が行う予定だ。〆