東日本大震災 本拠地で懸命の支援 バルドラール浦安
毎日新聞 3月18日(金)19時45分配信
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幼稚園の園庭にわき上がった泥を取り除くバルドラール浦安の選手たち=千葉県浦安市内で2011年3月18日、中村有花撮影 |
【写真グラフ】東日本大震災 東北でM9.0巨大地震…11日午後2時46分
チームは浦安にホームを移して4年目で、市のシンボル的な存在になりつつある。そんな中で起こった震災に、GK橋谷英志郎(26)は「テレビではあまり報道されないが、(湾岸部の状況を)初めて見たときはびっくりした」。
多くの義援金を送るプロスポーツ選手がいる一方、フットサルは働きながらプレーをしている選手が多いだけに、多額の義援金をというわけにはいかない。しかし、「自分たちができることもある」と、地震発生2日目から選手、スタッフ、サポーターが仕事の合間を縫って市が行うボランティア活動に参加してきた。
18日は市立入船南幼稚園に、スコップをかつぎ自転車で駆け付け、園庭を埋めた泥などを取り除いた。ほかにも、休園の幼稚園児らを励ますため、フットサル教室も開いている。主力選手の中島孝(29)は「ボールをけりたい気持ちもあるが、今は浦安のために力になりたい」と話している。【中村有花】
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最終更新:3月19日(土)0時51分