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放水の機動隊員 被ばくは軽度

3月18日 21時12分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

17日に福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため、放水作業に当たった警視庁の機動隊員が、千葉市にある被ばく医療の専門機関で検査を受け、被ばくの程度は軽く、健康に問題のないことが確認されました。

検査を受けたのは、福島第一原発の3号機で17日に高圧放水車で放水に当たった警視庁の機動隊員13人です。千葉市にある放射線医学総合研究所が、体の表面についた放射性物質の量や隊員が身に付けていた線量計のデータなどを調べた結果、体の中や表面の放射線量は1時間当たり1マイクロシーベルト前後と、被ばくの程度は軽いことが確認されたということです。また、体調の不安を訴える人はおらず、入院や、より詳しい検査が必要になる人もいなかったということです。研究所の鈴木敏和外部被ばく評価室長は「線量計のデータも、多い人で数ミリシーベルト程度と、原発で作業に従事する人の限度とされる被ばくの量を十分下回っていて、問題になる量ではない」と話しています。