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3号機爆発の目撃男性が証言

3月18日 19時46分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福島第一原子力発電所で働いていた男性が、発電所から10キロほど離れた自宅で3号機の水素爆発を目撃したときの状況を語りました。

この男性は、地震のあと、福島第一原子力発電所から10キロほど離れた自宅に避難していて、今月14日に3号機が水素爆発したときには自宅から目撃しました。そのときの様子について、男性は「打ち上げ花火を近くで見たときのように、おなかに1回ドンと響くような感じでした。親が爆発だと言うので外を見てみると、原爆のようなキノコ雲のような形で真っ白な煙が立ち上っていました。仮に爆発があったとしても、何重もの壁に守られていて内部だけだと思っていたので、驚きました。安全管理が万全だと思って自分が働いていたところで、これほどの爆発が起きて怖かったです」と話しています。この男性は、今月11日に地震が起きたときは原発の敷地内にある事務所にいました。そのときの様子について、「原発の中にいた人たちは地震が起きたあと、施設内が真っ暗になり、懐中電灯を頼りに外に出てきたそうで、ことばがでないくらい動揺していた人もいた。安全管理は万全だと思っていたし、東京電力の社員は緊急時に指示を出す訓練もしていたようだったので、まさかこのような事態になるとは思っていなかった」と話していました。