“必ずや危機を乗り越える”
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“必ずや危機を乗り越える”

3月18日 20時48分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

菅総理大臣は、東北関東大震災の発生から1週間たったことを受けて、18日午後8時すぎに記者会見し、深刻な事態が続いている福島第一原子力発電所について、「必ずやこの危機を乗り越え、国民に安心を取り戻したいという決意を胸に秘めて努力していく」と述べ、危機的な事態を回避するために全力を尽くす決意を示しました。

この中で、菅総理大臣は、東北関東大震災の発生から1週間たったことを受けて、「この1週間、国民はこの事態に冷静に対応し、家族や地域の絆を大切にして、ともに助け合い協力し合って、この事態を乗り越える努力をしてきた。そうした行動に心から敬意を表したいと思う」と述べました。そして、菅総理大臣は「巨大な地震と津波という被害に加えて、大きな原子力事故という2つの危機に直面している。このうち救援活動については、多くの混乱や困難があるが、次第に乗り越え、支援物資が届くようになってくると思うし、生活再建についても前進していくと思う。この地震と津波を乗り越えて日本全体が復興できると確信している」と述べました。そのうえで、冷却機能が失われ深刻な事態が続いている福島第一原子力発電所について、菅総理大臣は「まだまだ予断を許さない状況が続いている。この危機を乗り越えるため東京電力、自衛隊、警察、消防など関係者が命がけで作業に当たっている。私も決死の覚悟で、最大限の努力を尽くしている。必ずやこの危機を乗り越えて、国民に安心を取り戻したいという決意を胸に秘めて努力していく」と述べ、危機的な事態を回避するために全力を尽くす決意を示しました。