松山市の公共工事を巡る裏金疑惑の続報です。
きのう、松山市が調査委員会を立ち上げたのとは別に、きょう、市議会が独自に調査委員会を立ち上げました。
きょう最終日を迎えた松山市議会では、来年度予算案を可決した後、「松山市発注工事解明調査特別委員会」の設置について、議員全員が同意しました。
この疑惑は、市の公共工事で市のOBが孫請け会社などに指示し、工事代金の一部が裏金にされたというもので、これまでに浮上した疑惑は下水道工事だけで5件、総額で4000万円に上っています。
議会後に行われた初会合では、報道内容について市の下水道部から経緯説明があり、委員からは下請け業者への聞き取りなど疑惑の具体的な調査を求める声が相次ぎましたがここでも理事者側は消極的な姿勢に終始しました。
きのう設置された市の調査委員会も、裏金疑惑部分の解明には消極的な姿勢なため議会がどこまで独自調査に踏み切れるかが、焦点となりますが、今のところ、調査権を持つ百条委員会の設置は予定されていません。