福島知事がプルサーマル実施了承 東電福島第1原発3号機福島県の佐藤雄平知事は6日、県の原子力関係部長会議を開き、東京電力が福島第1原発3号機(大熊町)で計画するプルサーマルについて、実施を了承する考えを表明した。 東電は8月中にプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を3号機に装荷。九州、四国両電力に続く国内3基目となるプルサーマルを9月に実施する見通し。 佐藤知事は「(耐震安全性などの)県が求めた条件が満たされ、最終的に受けることとした」と理由を述べた。その上で、プルサーマルで燃やした使用済みMOX燃料は、確実に県外に搬出させるよう国に求めた。 佐藤知事は2月に受け入れを容認した際、耐震安全性や高経年化(老朽化)対策、10年近くプールに貯蔵したままのMOX燃料の健全性の3点を技術的に確認することを求めた。 東電や国は、3点について安全性が確保できるとした報告書を提出。県や地元、有識者らによる連絡会が検証を続け、4日に「問題ない」とする結論をまとめていた。 【共同通信】
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