東日本大震災の被災地からの電話を受けられるよう、NTT東日本は、電話の「着信拒否設定」を解除するように呼び掛けている。避難所などに設置された特設公衆電話は、発信者番号を通知しないため、着信できないケースが出ているという。
固定電話の設定解除は、契約サービスで拒否しているなら、受話器を上げて「148」をダイヤルし、次に「0」をダイヤルする。電話機本体で設定しているなら製造メーカーに問い合わせる。
携帯電話は、スマートフォンを含め端末の操作で解除できる。購入時の初期設定では解除された状態という。
特設公衆電話から電話した際、受け手側が着信拒否設定をしていると、そのままではつながらない。受け手側の電話の機種によっては、呼び出し音は聞こえても実際につながらない場合もある。
同社によると17日午後2時現在、宮城、岩手の両県を中心に加入電話40万1500回線が不通状態。特設公衆電話は274カ所に1204台が設置された。
(岩崎昂志)
【特集】東日本大震災
(2011/03/17 21:22)
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