【ベトナム・インドシナ】日本人の冷静さに「驚嘆」:地震被災者に支援の動きも
NNA 3月18日(金)8時31分配信
11日に発生した東日本大震災の被災地を中心とした日本人の冷静で秩序ある行動に、多くのベトナム人から「驚嘆する」「敬服する」「学ぶべきだ」などの声が上がっている。一方、長年にわたる日本のベトナムへの援助に感謝し、被災者への支援を呼び掛ける動きも広がり始めた。
15日付VNエクスプレスは、被災地の住民が落ち着きを失わず、忍耐強く肉親を捜し、支援物資の受け取りや乗車などにも整然と列を作り、略奪や暴力行為なども見当たらないことを紹介。「どの国も天災があれば、国際的な同情と援助は受けるが、日本のように敬服され、威信を高める国は珍しい」とのAFP通信の論評を伝えた。
これに対し、読者からは短時間に100件を超えるベトナム語での書き込みがあり、「物資の奪い合いや価格のつり上げが起きていないのは驚き」「日本人の責任感、規律正しさは世界の模範だ」「わが国は日本人の態度から学ぶことが多い」といった意見が多数寄せられた。
また、日本在住のベトナム人からも、「震災発生以来、毎日テレビで事態を見守っているが、割り込みをしたり、取り乱したりといった行為は1度も見られない」との報告が。「第2次大戦後、長い年月がたつのに、日本人がいまだに鋼鉄の心を持ち続けているのは驚異だ」との書き込みもあった。
一方、日本人が非常時にも冷静に対処できる理由を論じる書き込みもあり、「幼少時からの教育」のほか、「武士道との関連」「神道と仏教の融合」などを挙げるものもあった。
このほか、「わが国のコメを満載した援助船を送ってはどうか」「募金活動を始めよう」「わが国もきょうから全ての家庭で、日本人を手本とした教育を始めよう」などとする提案もあった。
これら多くの書き込みが、「日本人ならこの困難を乗り越えることができる」と、早期復興への祈りで結ばれている。
■長年の援助に感謝と募金
2005年に米国南東部が大型ハリケーン「カトリーナ」に見舞われ大きな被害を受けた際には、略奪や襲撃行為が多発し、一部地域では無法地帯化したと報じられた。
昨年1月にカリブ海のハイチで大地震が発生した際も、略奪が横行して治安が著しく悪化し、混乱が拡大したとされる。
ベトナムの人気ニュースサイト「ザンチー」ではこのほど、「親愛なる読者の皆さん! 日本は長年にわたって常に物心両面でわれわれを支援し、特にドイモイ(刷新)以降は経済と技術移転の領域で多大な援助を行ってくれた」との文を掲載し、被災者への募金を始めている。
15日付VNエクスプレスは、被災地の住民が落ち着きを失わず、忍耐強く肉親を捜し、支援物資の受け取りや乗車などにも整然と列を作り、略奪や暴力行為なども見当たらないことを紹介。「どの国も天災があれば、国際的な同情と援助は受けるが、日本のように敬服され、威信を高める国は珍しい」とのAFP通信の論評を伝えた。
これに対し、読者からは短時間に100件を超えるベトナム語での書き込みがあり、「物資の奪い合いや価格のつり上げが起きていないのは驚き」「日本人の責任感、規律正しさは世界の模範だ」「わが国は日本人の態度から学ぶことが多い」といった意見が多数寄せられた。
また、日本在住のベトナム人からも、「震災発生以来、毎日テレビで事態を見守っているが、割り込みをしたり、取り乱したりといった行為は1度も見られない」との報告が。「第2次大戦後、長い年月がたつのに、日本人がいまだに鋼鉄の心を持ち続けているのは驚異だ」との書き込みもあった。
一方、日本人が非常時にも冷静に対処できる理由を論じる書き込みもあり、「幼少時からの教育」のほか、「武士道との関連」「神道と仏教の融合」などを挙げるものもあった。
このほか、「わが国のコメを満載した援助船を送ってはどうか」「募金活動を始めよう」「わが国もきょうから全ての家庭で、日本人を手本とした教育を始めよう」などとする提案もあった。
これら多くの書き込みが、「日本人ならこの困難を乗り越えることができる」と、早期復興への祈りで結ばれている。
■長年の援助に感謝と募金
2005年に米国南東部が大型ハリケーン「カトリーナ」に見舞われ大きな被害を受けた際には、略奪や襲撃行為が多発し、一部地域では無法地帯化したと報じられた。
昨年1月にカリブ海のハイチで大地震が発生した際も、略奪が横行して治安が著しく悪化し、混乱が拡大したとされる。
ベトナムの人気ニュースサイト「ザンチー」ではこのほど、「親愛なる読者の皆さん! 日本は長年にわたって常に物心両面でわれわれを支援し、特にドイモイ(刷新)以降は経済と技術移転の領域で多大な援助を行ってくれた」との文を掲載し、被災者への募金を始めている。
最終更新:3月18日(金)8時31分