金星煥（キム・ソンファン）外交通商部（省に相当）長官は17日、地震による被害を受けた日本に対する支援と、今月末に予定されている文部科学省の中学校歴史教科書検定発表について、切り離して対応するという立場を示した。

　金長官はこの日「最近、韓国国民が心をこめて展開している日本に対する支援運動と、（歪曲〈わいきょく〉された歴史記述がなされた）日本の教科書問題は別。独島（日本名：竹島）領有権問題については、それにふさわしい対応をしていくというのが韓国政府の基本方針」と語った。金長官のこの発言は、地震被害からの復旧のため、韓国政府は日本に対し過去最大規模の支援を行うが、独島領有権問題については断固として対応するという方針を明らかにしたもの。

李河遠（イ・ハウォン）記者