ボクの下半身に意思はないんだ(格言)

『空色パンデミック2』
(ファミ通文庫)

著者:本田誠
イラスト:庭
発売:2010年4月


１巻が抜群の完成度だったため、期待大で挑んだシリーズ２巻！
・・・だったのですが、終始パッとしない出来栄えでけっこう拍子抜け、かな？ (^^;)
本作に限らず、１巻目の完成度が高い作品ほど２巻が微妙だったり方向性がシックリこなかったりすることが多い・・・ライトノベルには２巻目のジンクスとかあんのか？(汗

心情描写にも展開やまとめ方にも雑さが目立つというか、感情移入しづらく正直ついていけなかったｗ
１巻の二番煎じという声をレビューサイトでも見かけましたが、たしかにその通りかも。
まぁ、力は間違いなくある作品ですから次に期待です。

森崎にもっとスポットを！ヤツはもっと活かしていかないといけないキャラだ！
あと今井さんかわいい、再登場があるか分からないけど短編あたりで活躍してたら嬉しいな。
セーフガードの人たちにメインスポットあてた短編とか読んでみたいですね。

<空想病>という設定はいろんな方向に活かせる可能性をもってますし、３巻や短編集での扱い方には期待しときます。
・・・３巻もまた一種の夢オチで片付けられたら、さすがに購入見切るかもしれませんがねｗ
作風が作風だからいちいち文句いえないかもだけど、それでも敢えて言わせてもらえばもうちょっとゴチャゴチャした空想設定を分かりやすくしてほしいｗ
人の妄想なんて大概は支離滅裂なものですが、それにしたって読みにくいんすよねぇ。

[評価:★★☆☆☆]

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