[政治]ニュース
【東日本大震災】野党から強い反発か 仙谷氏が官房副長官
2011.3.17 21:01
菅直人首相は17日、民主党の仙谷由人代表代行=衆院徳島1区、65歳=を官房副長官に起用した。仙谷氏は党代表代行も当面は兼務する方向。藤井裕久官房副長官は首相補佐官となり、引き続き経済財政政策を担う。加藤公一首相補佐官は辞任する。
東日本大震災と東京電力福島第1原発の放射能漏洩事故を受け、内閣の体制強化が急務と判断した。また、藤井氏は高齢を理由に「多忙な副長官職を続けるのは難しい」との意向を首相に伝えていた。
仙谷氏は緊急災害対策や被災者生活支援に向け、各省庁の調整役となるほか、政府と与野党のパイプ役も担うとみられる。
ただ、仙谷氏は「自衛隊は暴力装置」などの発言により昨年11月に参院で問責決議を受け、今年1月の菅第2次改造内閣で官房長官を交代したばかり。仙谷氏が首相官邸の中枢に返り咲くことに野党から強い反発が出る公算が大きい。
仙谷氏は弁護士出身。衆院6期。平成2年に社会党公認で初当選した。民主党政調会長などを歴任し、平成21年秋の政権交代で鳩山由紀夫内閣の行政刷新担当相に就任、22年1月に国家戦略担当相も兼務した。昨年6月の菅内閣発足で官房長官に就任した。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]