東京電力
原子力情報福島第二原子力発電所>所長メッセージ



災害に備えて「原子力防災訓練」を実施しました。 平成23年3月7日掲載

平成23年2月25日、発電所構内において「原子力防災訓練」を実施しました。

 この訓練は、発電所で原子力災害が発生したことを想定し、原子力防災組織があらかじめ定められた機能を有効に発揮できることを確認する目的で、毎年実施しています。

 当所は、新潟県中越沖地震で得た知見を踏まえ、耐震性に優れる「免震重要棟」を昨年新たに設置しました。今回は、この免震重要棟内にある新しい「緊急時対策室」を使って、緊急時における初動体制の迅速な構築や事故復旧のための連携・対応方法等を確認しました。
 訓練とはいえ、参加した所員一人ひとりが緊張感をもって、緊急時における自分の役割や所作をあらためて確認する、有意義な実践の場になったと感じています。

 ”事故を起こさないこと”が何より重要であることは申し上げるまでもありませんが、万一の場合に適切な対応がとれるよう、実践的な訓練を積み重ね、備えを万全にすることは、まさに私どもの責務です。

 今後も、皆さまから信頼されご安心していただける発電所づくりに全身全霊を傾けて取り組んでまいります。

 
○2月25日(金)に「原子力防災訓練」を実施しました (PDF 150KB)









新年明けましておめでとうございます。 平成23年1月4日掲載

 新年明けましておめでとうございます。
 平成23年の新春を清々しい気持ちで迎えられたこととお慶び申し上げます。
 福島第二原子力発電所に所長として赴任して、初めてのお正月を迎えました。
 元旦の朝は、張りつめた冬の空気を肌で感じながら、あらためて発電所の安全・安定運転を強く心に誓いました。
 
 さて、世の中に目を転じますと、省エネルギーの進展や地球温暖化問題に対する世界的な議論の高まり、アジアを中心としたエネルギー消費の増大など、エネルギーを巡る情勢が急速に変化しております。
 そのような中で、当社は昨年秋に「2020ビジョン」を策定し、将来を見据えた新たなスタートを切っておりますが、とりわけ「低炭素時代をリードする」という新たな目標を掲げたことが大きな意味を持っています。
 そして、その主役が「原子力」です。

 原子力発電は、発電時にCOを排出しないことから、低炭素社会実現の「切り札」ともいわれています。
 今年も安全を最優先に、世界最高水準の安全性と品質レベルを兼ね備えた原子力発電所となるよう、所員・協力企業の皆さまと一丸となって努力して参る所存です。

 これからも地域の皆さまのご理解とご協力をいただきながら、地域と発電所が共存し、共に発展していけるよう取り組んで参ります。

 皆さまにおかれましても、本年が明るく素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
 本年も福島第二原子力発電所をよろしくお願い申し上げます。




たくさんの方々と一緒に「エネルギー館イルミネーション点灯式」 を行いました 平成22年12月9日掲載

 平成22年12月4日、地元富岡町の遠藤勝也町長をはじめ、多くの皆さまにお越しいただき、エネルギー館でイルミネーションの点灯式を行いました。

 毎年恒例となったエネルギー館のイルミネーションですが、地元の皆さまのご期待にお応えできるよう、今年は、夜空にきらめく打ち上げ花火や、サンタクロースをはじめ、建物全体に電飾を施し、よりダイナミックで華やかな演出にしました。

 イルミネーションは、クリスマスバージョンを経て、12月27日から干支にちなんで兎がかたどられたお正月バージョンになります。1月4日まで点灯していますので、ぜひ、ご家族やお友達と一緒に楽しんでいただければうれしく思います。
 
 時間がたつのは早いもので、今年も気づけば師走です。今年6月に新所長として赴任しましたが、多くの方々との出会いの中で、皆さまからたくさんの激励の言葉を頂戴する機会に恵まれました。そのたびに、発電所の安全安定運転は地域の皆さまの支えがあって初めて成し遂げられているのだと実感しています。

 今後とも、皆さまから信頼される発電所づくり、そして愛されるエネルギー館運営に一層努めていきたいと思います。


点灯前の様子


スイッチオン!


2万2千個の電球が
一斉につきました



「安全セミナー」に“登山のプロフェッショナル”田部井淳子先生をお招きしました。 平成22年12月3日掲載

 平成22年11月30日、富岡町文化交流センター“学びの森”において、「安全セミナー」を開催しました。

 本セミナーは、原子力発電所の一層の品質向上と原子力安全に対する意識の高揚を図ることを目的に平成19年から実施しているもので、毎回、さまざまな分野でご活躍中の有識者に各種の知見、経験などをご講演いただいております。

 今回は、女性として世界で初めて、世界最高峰のエベレストや七大陸最高峰への登頂に成功された登山家の田部井淳子先生をお招きし、『世界の山々を目指して』をテーマにご講演いただきました。

 ご講演では、
  『頂上に立つ瞬間を迎えるためには、じっくり時間をかけて計画することが大切』
  『予測のつかないトラブルが起こったとしても、対処することができるような準備を入念に行っておくこと 』
  『登山には体力も必要だが、何より必要なのは“やりとげるんだ”という常に前向きな強い志。これは何ごとにも通じる』
 など、名だたる山々を登る中で自得された貴重な知見やご経験を、ユーモアを織り交ぜながらご披露いただきました。

 先生が仰っていた一つひとつのお話は、すべて私たちの日常生活、そして発電所の仕事にも当てはまるものです。
 今、私たちにとって大切なことは、発電所で働く一人ひとりが意識を高く持って日々の仕事にしっかり向き合い、足元を固めて現場力を高めること、そして何か問題が発生した場合でも過去の知見や経験をふまえて、常に応用力を働かせること、これがプラントの安全運転につながるという思いを強くしました。

 地域の皆さまに安全、安心をお届けできるよう、これからも発電所一丸となって、「無事故・無災害」、「プラントの安全安定運転」、「ヒューマンエラーゼロ」の取り組みをすすめてまいります。



田部井淳子先生


会場の様子



「かわうち祭り」を満喫してきました! 平成22年10月15日掲載

 平成22年10月11日、双葉郡川内村の「かわうち祭り〜秋の陣〜」に行ってきました。祭りが行われた日は天気も良く、多くの人が集まり大変な賑わいをみせていました。

 川内村は、発電所から西に約30kmのところにありますが、天然記念物モリアオガエルの生息地である「平伏沼へぶすぬま」やサラサドウダンの名所「高塚高原」など自然が美しく私も大好きな場所です。

 お祭りの会場では、川内きのこ汁が無料で配られたり、打ち立ての新そばが販売されて、店の前には長い行列ができていました。他にも多くの催し物が行われ、大勢のお客さまが楽しんでいました。また、今年は、きのこが豊作だそうでたくさん買うことができました。

 たくさんの知り合いにもお会いでき、本当に楽しいひとときを過ごすことができました。






「世界の標準モデルとなる安全・高品質な発電所」を目指して
 〜東京電力グループは、「2020ビジョン」を制定しました〜
平成22年9月29日掲載

 東京電力グループはこのたび、次の10年の経営の方向性を示す「中期成長宣言2020ビジョン」を制定しました。
 「2020ビジョン」では、エネルギーセキュリティーや環境適合性、経済性に優れる“原子力発電”を、低炭素な未来を切り拓く中核電源として位置づけ、『頼りになる原子力』を目指すことを明記しています。
 経営環境が大きく変化する中、“原子力発電”には、安全・品質の確保はもちろんのこと、より一層のパフォーマンス向上が期待されており、あらためて私たち原子力発電所に対する役割と期待の大きさに、身の引き締まる思いです。
 これまで積み重ねてきたさまざまな経験や改善活動の成果をさらに掘り下げ、所員・協力企業の皆さんと力を合わせて、ビジョンの実現に向け汗を流していきたいと思います。

 申し上げるまでもなく、原子力発電所は地域の皆さまのご理解とご支援なしには成り立ちません。「社会の信頼」を何より大切にし、これからも、安全・安心な発電所づくりに努める所存です。
 そして、「世界の標準モデルとなる安全・高品質な発電所」実現に向け、着実に歩を進めてまいります。




協力企業の皆さまへ「安全・安心タオル」を配布しました。 平成22年9月3日掲載

 8月26日の朝、発電所で働いている約2,900名の協力企業の皆さまに「安全・安心タオル」をお配りしました。

 このタオルには、“ゼロ災害”実現の思いを込めて、「安全・安心」の文字が縫いこまれています。日頃、私たちのパートナーである関係会社、協力会社等の皆さまのご協力を仰ぎながら、“安全最優先”、“企業倫理遵守”を徹底し、社会や地域の皆さまから信頼される会社を目指したいと思い、平成15年から継続実施しています。

 これからも、地域の皆さまのご理解をいただきながら、発電所で働く皆さまと力をあわせ、安全を最優先に、「日本一・世界一、安全・安心な発電所」をつくりあげていきたいと思います!



着任のご挨拶 平成22年6月28日掲載

 このたび、東京電力・福島第二原子力発電所14代目の所長に着任いたしました増田尚宏(ますだ なおひろ)でございます。
 
 福島第二原子力発電所は、私の最初の配属先として社会人生活をスタートさせた場所です。また、平成20年6月までの3年間は、設備や運転全般をあずかるユニット所長を務めておりましたので、ここ浜通りは、延べ6年を過ごした、いわば第二の故郷です。大好きな浜通りに、所長として再び戻ることができましたことは、大変うれしく、また強く身の引き締まる思いでございます。
 
 発電所の運営にあたりましては、所員、協力企業の皆さまが一丸となって安全・安定運転を継続すること、これが全ての基礎であり、何にもまして大切なことです。そのために、私自身、“アンテナ”をより高くして、「地域の声」,「設備の声」,「現場の声」の一つひとつに謙虚に耳を傾けてまいるとともに、持ち前の“熱いハート”と“軽快なフットワーク”で、安全・安心な発電所づくりに、率先して汗をかいていく覚悟でございます。

 “地域の皆さまから「揺るぎない信頼」と「確かな安心」を戴いてこその福島第二原子力発電所”であることを強く肝に銘じ、一意専心、努力してまいります。
 今後とも、ご支援・ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

福島第二原子力発電所
所長