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南相馬市 3万人県外避難準備

3月17日 10時38分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力の福島第一原発の事故を受けて、福島県南相馬市は屋内退避の対象となり、市内に残っているとみられるおよそ3万人を県外へ避難させようと準備を進めています。

南相馬市では、市の南部の一部が福島第一原発から半径20キロ圏内の避難指示の対象となっているほか、市の中心部などが原発から半径20キロから30キロ圏内の屋内退避の対象となっています。南相馬市によりますと、このうち屋内退避の対象となったのはおよそ5万人で、すでに多くの人が市外に避難したとみられています。しかし、南相馬市は依然、この区域に残ったり別の自治体などから避難してきたりしている人はおよそ3万人に上るとみて、すべて県外に避難させようと準備を進めています。福島県内の避難所ではすでにまとまった人数を受け入れることは難しく、避難先は県外になる見込みで、南相馬市は国や福島県と調整しているということです。