日医工(4541)は東京電力の福島第一原子力発電所の被害を受け、放射能障害の予防効果の高いヨウ素製剤約25万人分を福島県に発送したと発表。
在庫は約80万人分あり、緊急体制に備えて増産体制を構築中。
東海東京調査センターの解説によると、ヨウ素製剤はヨウ化カリウム丸50mgであり先発品はない。適応症は甲状腺腫。
原子力関連の事故では核分裂生成物が多量に放出されるケースが多い。これが甲状腺に蓄積し甲状腺がんにつながるケースもある。
このため、放射線汚染の場合、放射性でないヨウ素の大量摂取で予め甲状腺をヨウ素で飽和させる防護策が必要。
原料ヨウ素は旭硝子(5201)子会社の伊勢化学(4107)が国内トップシェアと紹介。(W)
[NSJショートライブ 2011年3月17日 12時52分 更新]
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