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散水の陸自ヘリが出動 放射線量調査し可否判断へ

2011年3月17日9時44分

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写真:水を投下するため福島第一原発に向かう陸上自衛隊のヘリコプター=17日午前8時55分、仙台市若林区、小宮路勝撮影拡大水を投下するため福島第一原発に向かう陸上自衛隊のヘリコプター=17日午前8時55分、仙台市若林区、小宮路勝撮影

 陸上自衛隊のヘリコプターが17日午前、東京電力福島第一原発3号機に上空から水を投下するために出動した。上空から周辺の放射線量を調査し、投下作業の可否を判断する。

 防衛省によると、午前8時ごろに調査用のヘリが同原発に向けて出発。作業の安全が確認されれば、上空で待機するCH47ヘリ2機がバケツ(容量7.5トン)でくみ上げた海水を放出する。

 さらに自衛隊の大型消防車11台を同原発に集め、地上からの放水も行う。使用済み燃料貯蔵プールの冷却機能に障害の疑いのある4号機の冷却にあたるとみられる。

 自衛隊の活用をめぐっては、16日に菅直人首相が北沢俊美防衛相に自衛隊のヘリ使用を指示。同日夕方に陸自霞目駐屯地(仙台市)からヘリが出動したが、周辺上空の放射線量が作業の限界値を超えており、長時間現場にとどまることが危険と判断し、活動を見送っていた。

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