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【福井】

運転停止、増設撤廃を 脱原発の市民団体が申し入れ

2011年3月17日

 東日本大震災で東京電力福島第1原発で重大事故が相次いでいるのを受け、県内や関西の市民らでつくる脱原発団体の「若狭連帯行動ネットワーク」は県内3つの原発事業者に運転停止や増設計画の撤廃を申し入れた。

 同ネットワークによると、14日に日本原子力発電と日本原子力研究開発機構に文書を送り、15日に関西電力の本社(大阪市)に文書を持参して担当者に手渡した。

 文書では、福島第1原発で炉心溶融や水素爆発などが起きたことを「(周囲に)放射性物質の拡散を抑えることができない原発事故としては最悪な事態」と批判。県内で原発が集中立地する若狭湾沿岸には活断層があり地震が懸念されるので、原発の運転を止めるべきなどと訴えた。

 会員の松下照幸さん(62)=美浜町=は「原発が一極集中したことも、計画停電に至った原因。脱原発とともに発電所の分散化も急務だ」と話した。

 (原田晃成)

 

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