今回の巨大地震の余震について、気象庁は14日午後の記者会見で、今後3日以内に最大で震度5強以上の余震が起きる確率は、40%と高く、引き続き、余震に警戒するよう呼びかけました。
気象庁によりますと、巨大地震のあとの3日間に、マグニチュード5以上の余震が200回近くに達し、このうち震度6弱を1回観測するなど、14日正午までに震度4以上の余震が47回起きています。また、余震の発生している場所は、岩手県沖から茨城県沖の長さおよそ500キロ、幅およそ200キロにわたる広い範囲に及んでいます。14日午後、記者会見した気象庁の横田崇地震予知情報課長は「今後3日以内に最大で震度5強以上の余震が起きる確率は、40%と過去の大地震の余震活動と比べて数倍多い」と述べました。そのうえで、震源地に近いところでは、場合によって震度6弱から6強の揺れになる可能性もあるうえ、津波を伴うおそれもあるとして、引き続き余震に警戒するよう呼びかけました。