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製品情報>〈ブラビア〉>ZX1開発者インタビュー>ワイヤレス

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薄型ならワイヤレスで壁掛け美しさを見せるにはワイヤレス長良 徹

樹脂のラベルにより決まった配置

金属の塊であるパネルユニットは電波との相性がよくないが、薄さの為にユニットの近くにアンテナを置く必要に迫られた。しかし、それでは電波を効率よく受信することができない。最適なアンテナの配置を考える長良氏を救ったのが、樹脂でコーティングが施されたフロントパネルだった。この樹脂素材部をうまく利用することで電波を得るアンテナの位置とユニットの配置も決まり、様々な場所で無線の実験をしつつ性能を探った。

長良氏
デザインの邪魔をしないでワイヤレスの性能を確保することができました。目に見えない物を扱うので無線の実験は難しかったですが、普段の生活をするのであれば問題はなく、安全にワイヤレス環境を楽しめます。

ワイヤレスで楽しむゲームや映画

ワイヤレスでもゲームを楽しめるというのも特徴の一つ。ゲーム機やブルーレイディスクレコーダーに繋いで楽しめるように、ワイヤレス機能で懸念された、コントローラーでボタンを押しても画面での反応が遅れてしまう問題を解消した。

長良氏
無線で飛ばすとゲームでボタンを押してもすぐに動かないというのがあるんですけど、今回は無線で送ってもほとんど遅れがない。
無線で送ってるという事を体感的に感じさせない方式で送っているので、ストレスなくテレビライフを楽しんでいただければと思います。

トレンドを生んだワイヤレステレビ

薄型テレビというコンセプトがテレビのワイヤレス化となった。アンテナの最適化や、どのようにすればうまく電波が飛ばせるか等、ワイヤレスでの問題を解決してきた。ソニーの技術を結集して、性能を確保することができたと長良氏は語る。
今後ZX1シリーズに限らずテレビ自体がワイヤレスになっていく可能性を聞いた。

長良氏
ワイヤレス技術はソニーの中にたくさんあります。その技術を集結して、いろいろな人に協力してもらい、アンテナや性能の確保ができました。先の話は分かりませんが、インターフェースがワイヤレスになっていくというのは、これからの主流ではないかと思います。

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