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自衛隊札幌地方協力本部が行っている各種行事等を紹介します。
全国初!「予備自衛官等災害招集命令書使送等を検証」
札幌地方協力本部(本部長 山下純夫1陸佐)は、平成21年2月4日から6日までの間、災害招集命令書の作成及び使送の検証を実動訓練により実施した。状況は東海地震が発生し、北部方面隊に対して災害派遣命令が発出されたという想定で行われ、実務を主体とする地方協力本部においては、部員総勢約150名が参加する一大訓練となった。
検証にあたり、山下本部長から「地方協力本部として、全国でも初のケースであり運用の時代に対応する施策として意義深い検証だと認識している。実動により収集したデータを的確に分析し、じ後の業務の資となるよう努力奮闘することを期待する。」と訓示があり、本検証が開始された。
初日は、即応予備自衛官の災害招集命令書作成及び交付準備を実施し、2日目は、即応予備自衛官 約500名に対する命令書の使送及び災害登録されている予備自衛官に対する災害招集命令書の作成・交付準備、3日目は、予備自衛官約200名に対する災害招集命令書の使送が実施された。
北海道の広大な土地及び冬季間の天候上の特性から、使送に係わった部員は雪道と格闘しながら、北は滝川市、南は室蘭市・静内町までの地域を駆け抜け、命令書交付の所要時間・距離をそれぞれ計測し、検証のためのデータを収集した。
今回の検証を通じ、収集したデータの分析及び検討により災害招集時の円滑な業務実施要領へ的確に反映させ、じ後の使送態勢を確立できるよう、札幌地本一丸となって即応態勢の更なる向上を目指していく。