(cache) 1日150万食支援へ 農水省、被災地の要望受け - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 1日150万食支援へ 農水省、被災地の要望受け

     農林水産省は16日、東日本大震災の被災地の要望を受け、1日当たり150万食の食料を現地に供給する方針を決めた。食品会社や自衛隊などの協力を得て、40万人を超える被災者に対し1日3食分を十分にカバーできる量を届ける。また、飲料水についても同様に1日当たり125万リットルを提供。まず1週間分の確保を目指す。

     物資を確保してもガソリン不足などで被災地まで届けるのは困難な状況だが、自衛隊による輸送のほか、水産庁の船なども活用し、必要な量の供給に全力を尽くす。

     同日の緊急災害対策本部会議で、現地からの具体的な要望として鹿野道彦農相に伝えられた。

     農水省によると、食品メーカーなどが提供可能なおにぎりや弁当などは、16日時点で1日当たり約88万食あり、即席麺などを合わせ150万食分を確保する。ただ、日持ちがしないものなどもあることから、内容を精査し具体的に現場に届ける食料を決める。

     鹿野農相は同日夜、記者団に対し「今までは届いている所といない所があった。相当余裕をもった数字で万全を期して農水省として用意していく」と語った。

      【共同通信】