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2010年8月30日 (月)

バージョンが偽装されているPSPをアップデート

最新OFWのハックが難しくなり、様々なパッチや修正でCFWのISO起動を補うようになりました。

バージョンの偽装もその一つです。

しかし最近はバージョンの偽装がデフォルトで備えられていますから、それに気付かずに使っている方も多いと思います。

そんな方が引っ掛かるのがアップデート。

最新ソフトに対応するまではOFWで・・・と思ったら以下のようなエラーが出てあたふた。

「お使いのPSP™のシステムソフトウェアはバージョン9.90です。アップデートする必要はありません。」

1_2

今回はこの問題の解決方法を紹介いたします。

まず、大まかに2つの方法が考えられます。

Ⅰバージョンの偽装を弄ってアップデート。

Ⅱインストーラを使ってアップデート。

では簡単なⅠの方から解説していきます。

Ⅰ-ⅰバージョンの偽装を解除

①一度電源を落とし、リカバリーモードを起動。

3

②Recovery Menuが表示されるので、「Configuration ->」の項目を開く。

4

③「Use version.txt」を選択し、Disabledに変更。

5

6

④Backで戻り、ExitでXMBを起動。

201082710150

⑤アップデータが起動出来たら完了。

7

以上がバージョンの偽装を解除する方法です。

偽造が解除できなかった場合は次の方法を試してみて下さい。

次は少し視点を変えて、偽装自体を変更してみましょう。

Ⅰ-ⅱ偽装するバージョンを変更

①XMBでセレクトを押し、VSHメニューを起動。

8

②「USB Device」の項目を左右で変更し、「Flash 0」を選択。

9

VHSメニューを閉じ、USB接続でFlash0にアクセス。

10

④「F0/vsh/etc/」を開き、version.txtをメモ帳等で開く。

11_2 

⑤画像の「9.90」を「5.50」に変更し、保存。

13

12

⑥USB接続を解除し、XMBに戻る。

Xmb

⑦アップデータが起動出来たら完了。

7_2

これで偽装された全てのPSPをアップデート可能です。

偽装を応用して「DGが出来るかも」と思ったあなたは素敵です。

実際に出来るかは記事の最後を見て下さい。

さて、これで絶対にOFWに戻せるはずです。

・・・が、CFWにエラーは付き物です。

なので保険としてインストーラを使った方法も紹介しておきます。

Ⅱインストーラを使ってアップデート

GEN-D3のインストーラをダウンロード。

CFW5.50GEN-D3 final

FW5.50のアップデータをダウンロード。

FW5.50

③ダウンロードしたアップデータ(EBOOT.PBP)を、「550.PBP」にリネーム。

14_2

15

アップデータをルートに、インストーラをGAMEフォルダにコピー。

ms0:/550.PBP

ms0:/PSP/GAME/UPDATE/EBOOT.PBP

※ここまでのフォルダ構成は以下の通りです。

ms0:/ (MS_ROOT)
├ PSP/
│ └ GAME/
│   └ UPDATE/
│     └ EBOOT.PBP(GEN-D3のアップデータ)
└ 550.PBP

⑤XMBからCFW5.50GEN-D3のインストーラを起動。

16

⑥「Enter」を選択するとメニューが表示されるので、「Flash Install OFW 5.50」を選択。

17

18

⑦インストールが完了し、本体情報で5.50と確認出来たら完了。

以上です。

ちなみに550.PBPとリネームするアップデータを任意のバージョンにすることで、好きなバージョンをインストール可能です。

つまり、FW6.31のアップデータを「550.PBP」とリネームすることでFW6.31をインストールすることが可能です。

ただしアップデートしか検証していません。

なのでDGは成功する保証が出来ません。

その辺は自己責任でお願いいたします。

上記の他にもRecoveryFlasherリカバリーモードを用いてアップデート可能ですので、お試しあれ。

ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。

クリックお願いします!

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・・・

バージョンの偽装を利用してDGが可能かどうか。

結果から言うと、不可能でした。

手持ちの適当なOFWで試しましたが、以下のような結果となっています。

まずは偽装が働いているか確認。

↓FW1.50でFW1.50のアップデートを起動

150150

ちゃんと機能していますね^^

では始めましょう。

Ver1.50→失敗

「起動に失敗しました。(80020148)」

100150

Ver4.01以下→失敗

「アップデートできません。データが壊れています。」

150303

303401

Ver5.00→失敗

「アップデートできません。データが壊れています。(SGT90000001)」

401500

Ver5.03→失敗

「新しいバージョンがすでにインストールされています。アップデートする必要はありません。(CAAFFFFFCF7)」

500503

Ver5.50→成功

550

ここで初めて知ったのですが、新しくなるにつれてエラー内容が明確になってきています。

それに同じバージョンは導入可能みたいですね。

かなりどうでもいいですが、ちょっと感動しました。

と言う訳で今回の記事はこれで終わりです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ではでは。

こちらもよろしくお願いします。

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コメント

こんばんわ^^

バージョン偽装をアップデート…。
先日のセーブデータ破損の際に私も引っかかりましたww
元々M33だったのをGEN-D3にした際、
『よし、読み込めたから回避方法を試そう!!』
M33に戻せない…。
正に一番最初のスクリーンショットと同じ画面が拝めたわけですww

こんなやり方もあったんですね。
いきなりRecovery Flasherを使った私には思いもしない方法でした^^;
やっぱり複数のやり方を知っておくと言うのは大事ですね(学習w)。
D3って導入直後は9.90って事になってるんですよね。
実際OFWが辿り着くにはどれだけかかるんでしょうかねww

投稿: あつき | 2010年8月31日 (火) 19時24分

>あつきさん
どうもです(o^-^o)
コメントありがとうございます。

もっと早く紹介した方が良かったですね。
前にも書こうと思ったことがあるのですが、他のネタを優先したら忘れてしまいました^^;

戻し方はRecoveryFlasherで正解です。
あちらの方が使い勝手がいいですからね。
ただしストッパーが無いので対策基盤でも通常CFWを導入できてしまうのはネックですが・・・
まぁ間違えて導入する方が悪いんですけど←

OFW9.90はかなり遠いですね。
1.00が2004年の12月12日で、5.00が2008年の10月15日でした。
つまり3年10ヵ月で半分です。
この調子だと2012年の8月18日前後となりそうですが、6.20から6.30にアップするまで半年かかりましたからね。
更に遠くなるでしょう。
それ以前に、9.90までPSPが続くのやら・・・
途方もない話です。

投稿: マッキー | 2010年8月31日 (火) 19時57分

>>マッキーさん

確かにRecovery Flasherは使い勝手良いですw
(OFWでなければ)切り替え時にパンドラバッテリー要らずというのが大きいです。
何かあっても当分はD-3で対処出来そうですね。
M33も同一MSで扱えるRecovery Flasherは私には必須かもww

OFWは実際どこまでいくんでしょうかね?
SONY頑張れwww

投稿: あつき | 2010年8月31日 (火) 21時27分

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