バージョンが偽装されているPSPをアップデート
最新OFWのハックが難しくなり、様々なパッチや修正でCFWのISO起動を補うようになりました。
バージョンの偽装もその一つです。
しかし最近はバージョンの偽装がデフォルトで備えられていますから、それに気付かずに使っている方も多いと思います。
そんな方が引っ掛かるのがアップデート。
最新ソフトに対応するまではOFWで・・・と思ったら以下のようなエラーが出てあたふた。
「お使いのPSP™のシステムソフトウェアはバージョン9.90です。アップデートする必要
今回はこの問題の解決方法を紹介いたします。
まず、大まかに2つの方法が考えられます。
Ⅰバージョンの偽装を弄ってアップデート。
Ⅱインストーラを使ってアップデート。
では簡単なⅠの方から解説していきます。
Ⅰ-ⅰバージョンの偽装を解除
①一度電源を落とし、リカバリーモードを起動。
②Recovery Menuが表示されるので、「Configuration ->」の項目を開く。
③「Use version.txt」を選択し、Disabledに変更。
↓
④Backで戻り、ExitでXMBを起動。
⑤アップデータが起動出来たら完了。
以上がバージョンの偽装を解除する方法です。
偽造が解除できなかった場合は次の方法を試してみて下さい。
次は少し視点を変えて、偽装自体を変更してみましょう。
Ⅰ-ⅱ偽装するバージョンを変更
①XMBでセレクトを押し、VSHメニューを起動。
②「USB Device」の項目を左右で変更し、「Flash 0」を選択。
③VHSメニューを閉じ、USB接続でFlash0にアクセス。
④「F0/vsh/etc/」を開き、version.txtをメモ帳等で開く。
⑤画像の「9.90」を「5.50」に変更し、保存。
↓
⑥USB接続を解除し、XMBに戻る。
⑦アップデータが起動出来たら完了。
これで偽装された全てのPSPをアップデート可能です。
偽装を応用して「DGが出来るかも」と思ったあなたは素敵です。
実際に出来るかは記事の最後を見て下さい。
さて、これで絶対にOFWに戻せるはずです。
・・・が、CFWにエラーは付き物です。
なので保険としてインストーラを使った方法も紹介しておきます。
Ⅱインストーラを使ってアップデート
①GEN-D3のインストーラをダウンロード。
②FW5.50のアップデータをダウンロード。
③ダウンロードしたアップデータ(EBOOT.PBP)を、「550.PBP」にリネーム。
↓
④アップデータをルートに、インストーラをGAMEフォルダにコピー。
ms0:/550.PBP
ms0:/PSP/GAME/UPDATE/EBOOT.PBP
※ここまでのフォルダ構成は以下の通りです。
ms0:/ (MS_ROOT)
├ PSP/
│ └ GAME/
│ └ UPDATE/
│ └ EBOOT.PBP(GEN-D3のアップデータ)
└ 550.PBP
⑤XMBからCFW5.50GEN-D3のインストーラを起動。
⑥「Enter」を選択するとメニューが表示されるので、「Flash Install OFW 5.50」を選択。
⑦インストールが完了し、本体情報で5.50と確認出来たら完了。
以上です。
ちなみに550.PBPとリネームするアップデータを任意のバージョンにすることで、好きなバージョンをインストール可能です。
つまり、FW6.31のアップデータを「550.PBP」とリネームすることでFW6.31をインストールすることが可能です。
ただしアップデートしか検証していません。
なのでDGは成功する保証が出来ません。
その辺は自己責任でお願いいたします。
上記の他にもRecoveryFlasherやリカバリーモードを用いてアップデート可能ですので、お試しあれ。
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。
クリックお願いします!
・・・
バージョンの偽装を利用してDGが可能かどうか。
結果から言うと、不可能でした。
手持ちの適当なOFWで試しましたが、以下のような結果となっています。
まずは偽装が働いているか確認。
↓FW1.50でFW1.50のアップデートを起動
ちゃんと機能していますね^^
では始めましょう。
Ver1.50→失敗
「起動に失敗しました。(80020148)」
Ver4.01以下→失敗
「アップデートできません。データが壊れています。」
Ver5.00→失敗
「アップデートできません。データが壊れています。(SGT90000001)」
Ver5.03→失敗
「新しいバージョンがすでにインストールされています。アップデートする必要はありません。(CAAFFFFFCF7)」
Ver5.50→成功
ここで初めて知ったのですが、新しくなるにつれてエラー内容が明確になってきています。
それに同じバージョンは導入可能みたいですね。
かなりどうでもいいですが、ちょっと感動しました。
と言う訳で今回の記事はこれで終わりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではでは。
こちらもよろしくお願いします。
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コメント
こんばんわ^^
バージョン偽装をアップデート…。
先日のセーブデータ破損の際に私も引っかかりましたww
元々M33だったのをGEN-D3にした際、
『よし、読み込めたから回避方法を試そう!!』
M33に戻せない…。
正に一番最初のスクリーンショットと同じ画面が拝めたわけですww
こんなやり方もあったんですね。
いきなりRecovery Flasherを使った私には思いもしない方法でした^^;
やっぱり複数のやり方を知っておくと言うのは大事ですね(学習w)。
D3って導入直後は9.90って事になってるんですよね。
実際OFWが辿り着くにはどれだけかかるんでしょうかねww
投稿: あつき | 2010年8月31日 (火) 19時24分
>あつきさん
どうもです(o^-^o)
コメントありがとうございます。
もっと早く紹介した方が良かったですね。
前にも書こうと思ったことがあるのですが、他のネタを優先したら忘れてしまいました^^;
戻し方はRecoveryFlasherで正解です。
あちらの方が使い勝手がいいですからね。
ただしストッパーが無いので対策基盤でも通常CFWを導入できてしまうのはネックですが・・・
まぁ間違えて導入する方が悪いんですけど←
OFW9.90はかなり遠いですね。
1.00が2004年の12月12日で、5.00が2008年の10月15日でした。
つまり3年10ヵ月で半分です。
この調子だと2012年の8月18日前後となりそうですが、6.20から6.30にアップするまで半年かかりましたからね。
更に遠くなるでしょう。
それ以前に、9.90までPSPが続くのやら・・・
途方もない話です。
投稿: マッキー | 2010年8月31日 (火) 19時57分
>>マッキーさん
確かにRecovery Flasherは使い勝手良いですw
(OFWでなければ)切り替え時にパンドラバッテリー要らずというのが大きいです。
何かあっても当分はD-3で対処出来そうですね。
M33も同一MSで扱えるRecovery Flasherは私には必須かもww
OFWは実際どこまでいくんでしょうかね?
SONY頑張れwww
投稿: あつき | 2010年8月31日 (火) 21時27分