米カリフォルニア州リバーサイド(CNN) 11日に発生した東日本大震災のニュースを受けて、米カリフォルニア州リバーサイド校に留学中の日本人学生、コサカ(小坂)アキコさん(20)は絶望感に打ちのめされた。出身地の宮城県南三陸町は壊滅状態。3日後に家族の無事を知らせてくれたのは、インターネットの動画サイト「ユーチューブ」だった。
ネット上で情報を探すアキコさんのもとに、妹のユカコさん(13)は無事中学校に避難しているらしいとの電子メールが届いた。だが父母や姉、同居の祖父母の安否が分からない。
南三陸町では役場も津波にのみ込まれ、町長が奇跡的に生還したと伝えられた。父はその役場の近くで10年前から薬局を営み、母もそれを手伝う。生存の望みはないと思い、3日間泣き続けた――アキコさんは15日、大学のオフィスでCNN取材班にそう語った。
日本にいる友人から、ユーチューブで自宅の映像が見られるとの知らせが入ったのは13日夜。すぐに探し始めたが見つからない。徹夜でコンピューターに向かうアキコさんに、日本の交流サイトを通し、映像へのリンクが送られてきた。早朝、滞在先の家にアキコさんの叫び声が響いた。何事かと駆け付けたホストファミリーの夫妻に、アキコさんは家族の無事を告げた。
画面に広がるがれきの中で、アキコさんの自宅は流されずに残っていた。姉のショウコさん(24)が、全員無事というメッセージを掲げてベランダに立ち、取材陣に向かって叫んでいた。米国にいる妹に、自分たちの無事を伝えたいのだと。
南三陸町からカリフォルニア州に語学留学している小坂さんは、家族の無事をユーチューブ上の動画で知った