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ダンスで咲かす“OSKの桜” 来月「春のおどり」

2011年3月16日

 OSK日歌劇団は4月3〜10日、大阪市中央区の大阪松竹座でレビュー「春のおどり」を上演する。日本物と洋物のレビュー2本立てで、来年の90周年に向かって一層の団結力で舞台上に“OSKの桜”を咲かせる。

主演の桜花昇ぼる(中央)と高世(右から2人目)、桐生(同4人目)、大谷(左端)、山村=大阪市内のホテル

 第1部は山村若作・演出・振付による「繚乱さくら 桜 サクラ」。夜桜、葉桜、桜狩などさまざまな桜の姿を日本物レビューで見せる。山村は「OSKといえばやはり桜。桜狩は歌舞伎の紅葉狩りの書き換えで、少し芝居仕立てのショーを展開したい」と力を入れる。

 第2部は大谷盛雄作・演出・振付による「STARS LEGEND〜DANCE DANCE DANCE」。50年来OSKの振付を担ってきた大谷が、振付師の視点で“ダンスのOSK”を存分に見せていく。「若手が成長しているのがうれしい。どんどん抜てきし、とにかく楽しい作品にしたい」。

 主演の桜花昇ぼるは「松竹座の春のおどりが復活して8年目。常に新しい風をいただいてきた若先生と、男役として育てていただいた大谷先生。90周年を目の前にOSKの団結した力で舞台をつくっている」と順調な稽古ぶりをアピール。

 高世麻央が「去年よりもさらに成長していなくてはいけない。一人一人が個性を出して、感動を与えられる舞台にできるよう稽古に励みたい」と言えば桐生麻耶も「OSKの一員でいられることを誇りに思う。しっかり自分と向き合い、今持っている力を精いっぱい出したい」と気を引き締める。

 ほか出演は朝香櫻子、緋波亜紀、牧名ことり、折原有佐、美砂まり、平松沙理、珂逢こころら。初舞台生、研修生も出演。チケットは一等8千円、二等4千円。問い合わせは劇場、電話06(6214)2211。